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Tuesday, November 22, 2011

絵を描くことについて




私の疑問のひとつは、エリックの絵のこと。お友達や同じ年齢の子どもの絵を見ると、車の絵であったり、人の絵であったり、木や花、家や猫、ボールなどの絵を他の人が見てもわかるように描いている。


しかし、エリックはそんな絵を描かない。どんな絵を描いているかというと、写真のような抽象画なのだ。クレヨンや色鉛筆で描くときには色を重ねたり、色を順番に塗ったりするだけで、形というものがない。


たしか、「4歳までにできること」のなかに、「3つのパーツで人の絵を描く」というのがあったと思う。これってどうなんだろうか。


ただ、エリックは水彩やアクリルなんかが大好きで、とにかく色を重ねたり混ぜたりするのが楽しいらしい。私が放っておいてもひとり、楽しみながら絵を描いてはいる。


エリックのデイケアに1年ほどまえにボランティアで来ていた「建築学専攻」の大学生アリソンがいて、彼女が私に「エリックは絵が上手。気がついた?」と言ったので?と思ったことがある。そんなこと思ってもみなかったし、だいたい、グルグルまるを紙が破れるまで描いているだけで、絵らしい絵など描いていない。でも、そのころはまだ3歳くらいだったから、形になった絵を描かなくても私も何も思わなかった。でも、4歳半にもなると、ちょっと不思議に思い始めた。いえいえ、心配はしていないのだけれど、どうしてこうなんだろう、と不思議なのである。

ボンジュール、ねずみ・・・


最近、よく歌ってる歌のひとつはbonjourで始まる。聞いていたら、どうも「bonjour ねずみ bonjour, bonjour ねずみbonjour・・・」とやっている。おかしいな、と思っていたのだが、本人に聞くと、「フランス語の歌」ということで、なんで「ねずみ」なのかが分からない。


しばらくして、夫もそれを聞いて?となっていたが、「もしかして、それ、bonjour mes amisのことじゃないの?」と聞いたのだけれど、エリックは断固としてそれが「ねずみ」だと言い張る。とってもこの歌が好きらしく、このシンプルな歌をいつも歌っているのだが、「ねずみ」にいつも笑ってしまう・・・。


ところで、エリックの友達は多くが2言語で育てられているので、それが当然と思っている節があって、「ばあばとじいじは日本語しか話さない」というと、「なんで? みんな2つのことばをはなすんでしょ」と言ったりしている。


デイケアで私がエリックに日本語を話していると、お友達はよくWhat language are you speaking?と聞いてくる。私が「日本語よ。知ってる?」と言うと、誰も知らない。そうすると、エリックがしゃしゃり出てきて、I can speak Japaneseとちょっと誇らしげに言ったりする。それなら、もうちょっとがんばって日本語で会話してほしいんだけどね・・・。

Wednesday, November 16, 2011

フルー・ショットをどうするか

11月。この時期になるとflu shot(インフルエンザ予防接種)をどうするか、という問題に直面する。avian flu (H1N1 flu) の猛威が警告されていた2009年には、私と夫は長い議論と時間の末、苦渋に満ちた決断をした(夫と私は受けなかった)。現実は、あれだけ専門家や北米の公共保健機関などの恐ろしくリアルな警告に反して、インフルエンザはほとんど蔓延しなかった。それを、「それはあの広告活動によって大多数がフルー・ショットを受けた結果」と見るか、不必要なハイプだったと見るかは人によって大きく違ってくる。


昨日、エリックのキンダーガーデンで聞いてみると、「学校側はフルー・ショットを各生徒が受けるよう義務づけてはいないが、大いに推奨している」という答えが返ってきた。トロントではキンダーガーデンといえども市の教育委員会のもとに設置されていることを考えれば、いささかこの答えは驚きだった。


日本のように学校でインフルエンザの集団予防接種をする、というのはカナダでは考えられない。これは親の(あるいは個人の)選択の自由が非常に重要とされているからなのだろう。加えて、市民のインフルエンザの予防接種に対する認識の違いがある。


インフルエンザは毎年、少しずつ違ったstrain(種類)が出回るわけで、ワクチンというのは専門家が、今年はこういうのが勢いを増すだろう、という推測をもとに薬品会社によって培養され大量生産される。なので、効果は完璧ではなく、これを打っておけばフルーにかからない、というわけではない。


おまけに、副作用も随所で指摘されている。頭痛や喉の痛み、疲労感などのほか、とりわけアレルギー体質の子どもや高齢者に対する副作用は、命にかかわるものもある。ワクチンは一様でも、それを受ける人の体質は多様で、アレルギーを持つ人、呼吸器官の弱い人などもいるので、それを考慮することなく、日本のように一斉注射、というのは今考えると本当に恐ろしい(あの当時は私、何も考えてなかったけれど)。


予防接種の問題は、結局のところパブリック・ヘルス(公共健康)と個人の選択の自由という権利との問題ということになる。トロント市保健局では、市民に無料で予防接種を提供している。もちろん、パブリック・ヘルス(公共健康)に責任あるお役所だから、みんなに受けてもらった方がいいのである。しかし、一方、副作用の可能性も指摘されている子どもに対する予防接種をどうするか、という選択は親の手にあるべきものであり(自由な選択の権利)、そのあたりの対立ともいえて個人的に興味深い問題だと思っている。


今年は大してインフルエンザの脅威も予測されていないし、エリックには予防接種をしないことにした。そのかわり、

・栄養のバランスのとれた食事をすること
・睡眠をたっぷりとること
・手をひんぱんに洗い(1日20回と言われて驚いたが、そのくらいしないとダメなのだろうか?)、うがいをすること
・ビタミンC、Dのサプリメントをとること

を習慣づけ、ちょっとくらいの風邪なら免疫をつけるための訓練と思っておこう。

Tuesday, November 1, 2011

ハロウィンが終わった!




ハロウィーンって、本当に北米では一大イベントなのね。子どもたち、大人たちのみならず、近所の犬たちもコスチュームをつけている様子を見て、軽いカルチャーショックを感じた私。ハロウィーンの月曜日には、デイケアとキンダーガーデンで「ハロウィーン・パレード」があるというお知らせももらった。学校ぐるみで取り組むのね。

エリックはよくわかってるんだか、わかってないんだか知らないけれど、「ハロウィーン」を楽しみに待っていた。1ヶ月前くらいに、今年は「みつばち」になるのだと決めた。虫が好きなエリックらしく、「みつばち」は確かに似合っている。そういえば、あった、あった、黄色と茶色の太目のストライプシャツが! あれを着せて羽でもつければBeeに見えるに違いない!


着ぐるみのようなコスチュームは避けたい。1年しか着れないし、宗教イベントのコマーシャライゼーションに加担するつもりは毛頭ない。なので、ローバジェットで行くのが我が家流。去年は夫の思いつきで、「画家」になったエリック。夫の白いシャツを着せて私の緑のベレーを被って、ヒゲを描いて絵筆を持たせれば、ほら、立派な画家! 


夫はやはり自分の文化なので張り切ってハロウィーンをエリックに教えていた。大きなかぼちゃを買ってきてジャックオランタンをいっしょに作ったり、ハロウィーンの本を読んであげたり。


前日、エリックのお友達の女の子は大半が「プリンセス」になるのだと教えてくれた。エリックのよき「バグ・フレンド(虫ともだち)」エレノアだけが「テントウムシ」というのが笑える。


エリックはいつもより早く起きてBzzzと言いながら、黄色いみつばちの帽子を被って家を出て行った。もうすっかりなりきっている。


デイケアでは、去年と同様、同ビル5階にあるESL英語クラスに行ってパレードをすると聞いていた。海外から来ているESL学生にとってはハロウィーンの雰囲気が知れるし、子どもたちもみんなに見てもらって嬉しがる、というから一石二鳥なのね。


キンダーガーデンでは、幼稚園からグレード6までの生徒がみんな校庭でコスチュームを着てパレードするのだとか。帰ってきてエリックに「どうだった?」と聞いても、エリックってほとんど何も覚えてなくて、「先生がパンプキンの種をローストしたのをもって来てくれたのをみんなで食べた」という以外(食べたことだけはよく覚えているのね)、何の情報も引き出せなかった・・・。


さて、デイケアから帰ってきてからは、晩ご飯を食べた後でお友達のサニーといっしょに「トリック・オア・トリート」に行く予定が、サニーがデイケアの帰り道に眠ってしまったとかで、エリックは夫とふたりで行くはめに・・・。私はアパートに残ってキャンディーやチョコレートを配る役に徹する。子どもたちがボールからつかみ取りするのを諭したりしながら気付いたのだけれど、やっぱり小さい子どもたちの方がコスチューム姿はかわいい。大きな子どもたちになると、そのドラキュラ姿がちょっと怖かったりする。


1時間後に帰ってきたエリックの袋のなかには入りきらないほどのスウィーツが。「1日2個」で計算してもこれは数ヶ月はあると思う! このハロウィーンとともに、次はクリスマス、バレンタインデー、イースターと、北米ではチョコレート・シーズンが始まる。うーん、小さいころから甘いものの食べすぎです!

Tuesday, October 25, 2011

キンダーガーデンに行かせるかどうか

オンタリオ州では、幼稚園に行くことは義務ではない。なので、幼稚園に通うかどうかは親が決めればよいことで、私もエリックが3歳ごろには、エリックも私とふたりで自然のなかを歩き回ったりしているのが好きだし、新しい環境に入れてはまた泣くことになるかも・・・と思って、「行かなくてもいいか・・・」とも思っていた。しかし、最近は行かせてよかった! と感じている。その理由をいくつか挙げてみたい。

・お友達と過ごす時間が楽しくなってきた
どうも最近、そうらしいのだ。デイケアでの様子を見ていてもそうだし、あんなにシャイなエリックも、最近は「もっとお友達と遊びたい」と言うことも増えたし、お友達と遊んでいるときの表情が本当に楽しそうなのだ。とても仲のよい友達も数人できた。そうした関係のなかから、こちらでよく言われる「ソーシャル・スキル」を学んでいる。私のような社交的でない母親には、キンダーガーデンやデイケアはとっても重宝する。

・自意識がはぐくまれる
デイケアのスタッフが言っているように、このくらいの年齢の子は、お互いを「コピー」しあっている。一人の子がすることを真似たり、同じような表現を使ったり・・・、と、よくも悪くもお互いの行動に影響を与え合っている。なので、まわりの大人はよい行動を助長し、悪い行動が蔓延しないようにマネージする必要がでてくる。その結果、こうした経験を通して、まわりの子どもたちの行動を見て、その行動が社会的に許容されるのかどうかを自分で判断する練習になる。また、幼稚園に行きはじめると、子どもたちは自分が「大きくなった」と感じるようで、それと同時に少し年上の子どもたちを意識して、彼らをモデルにし始める。なので、キンダーガーデンでやっている「バディ制度」が非常に有効なのは確実。そんななかから、自意識が芽生え始め、試行錯誤しながらそれがはぐくまれていくのだろうという気がしている。

・いろんなことを学んでいる
つい最近、お隣に住む4歳イマニのマミー、バーバラと会ったとき、彼女はこう言っていた。

「エリックの幼稚園では宿題をもらってくる? え、ないの? イマニの幼稚園では週に何度か宿題が出されるのよ。宿題といっても、点線の上をなぞったり、数字を書いたりするだけだけれど、イマニは楽しそうにやってるわよ。すごいわよね、幼稚園ではJKでもうアルファベットや数字の書き方、読み方を教えていて、SK(年長)になるとみんな書いたり読んだりするんだものね」

イマニの幼稚園はカソリックの教育委員会(オンタリオ州には、非宗教のものとカソリックの教育委員会があって、高校以前にカソリック系に入るには片方の親がカソリックであることが条件)が運営している。エリックが行っている幼稚園ではそんな高度なことは教えていないし、宿題もないのだけれど、「宿題について」とか「算数を教えるには」のようなプリントをよくもらってきている。夫はIt’s a bit too much, he’s just a kindergartener!と言っているけれど、幼稚園とはいえ、教師はオンタリオ州の教育カリキュラムに沿って、ちゃんと「めあて」や「目標」を設定しながらプログラムや遊び方を組んでいることが、私にもよくわかる。

オンタリオ州は北欧モデルにならって、幼児教育を充実させようという方向に向かっている。2013年までにはすべての幼稚園でAll Day Kindergartenが始まる(現在、段階的に導入している)。そうなってくると、すでに4歳から国家による一斉教育が始まるわけで、この考えに対するオルタナティブが出てくるのも当然と思われる。

大学時代、少しだけシュタイナーをかじったこともあるし、ウォルドルフのやり方に興味を感じていた。けれども、現実には私はそこまで子育てにコミットメントできないことに気付いたし、エリックと私というペアリングに最も最適なやり方は私がいちばんよく知っている、という自信も湧いてきた。

何にせよ、エリックは元気に楽しく日々過ごしている。その姿を見ることが何よりも私にとっては励みになっている。

Monday, October 24, 2011

遊びながら学ぶ(私もね・・・)

ここ数週間のあいだ、私はエリックにアルファベットの読み方を教えようと何度かトライしてみた。数字に関しても同じように数え方と数に対する理解を促そうと、こちらもやってみた。

結果、分かったことは・・・、まず、この年齢の子どもの集中力は侮れない、ということ、それから学んでもらおうと思えば、遊びの要素を取り入れなくてはならない、ということ。

たとえば、数週間前、私はエリックにいくつかのアルファベットが一緒になったらどんな音になるのかを教えようとしていた。数の数え方と数字の読み方を一致させることも。しかし、「CとAとTでキャットになる」というやり方ではいけないのだと気付いた。それで、お友達の名前をカードに書いて、あるいは交通標識(STOPとか)をカードに書いて発音と照らし合わせるという方法をやってみると、やっぱりこちらの方がエリックも楽しいらしい。また、数字だって、1から10まで書いた紙の上に、その数だけどんぐりを乗せる、というやり方だと楽しくやっている。無味乾燥な机に座ってやるような教え方はあまり意味がないのだと、頭では分かっていたけれど、こうしてみるとそれが本当に実感できた。

それに、集中力もすごい。じいっと真剣にやっている姿を見ていると感動的ですらある。そして、途中でできないからといってあきらめるのでなく、「最後までやりたい」という「やる気」も感じられる。このくらいの年齢の子にはそうした集中力と自分でやりたいというやる気が備わっているのだとつくづく感じる。

ただ、私の目にはあまりに簡単に見えることが、できないときには私もなんでだろう、と思う。なぜこれができないんだろう、と本当に心から不思議に思う。そんなときは、子どもをしっかり観察して、できない問題を捉えることが大切なのだと思う。でも、もし「なんでこんなに簡単なことができないの!」とか「これくらいできて当然でしょう!」と言うのなら、教えない方がいい。それなら、学校に任せる方がいい。今は「がんばってやってできた」喜びを経験させることのほうがずっと大切だし(時期がくればほとんどの子が読んだり書いたりできるようになるんだし)、その経験は「数字が書ける」よりずっとずっと貴重な経験として、Love of learningにつながっていくのだと思う。

子どもの姿から学ぶこと多き日々・・・。

Sunday, October 16, 2011

気になる発音


気になる発音をいくつか書いておこう。
まずは英語。


・自分の名前Eric が(Airic-エイリックあるいはイーアリック)に聞こえる。エとリの間に何か入っているように聞こえる。不思議なのは、お友達もみんな同じように”Hi Airic”と言っているように聞こえること。Rの発音は子ども全般にとって難しいのだろうか・・・。
・Pizza:  これ、難しいんだろうか? 「ピッツァ」でなくて「ピッツタ」「ピッツア」に聞こえる。
・Pants: 「パーンツ」ではなくて、「ピャーンツ」に聞こえて、何だかアメリカンなのだけれど。
・Hand: 「ヒャーンド」みたいに聞こえる。これも同じくアメリカンな発音に近い
・Ants: これまた同じパターン。「アンツ」ではなくて、「アャーンツ」に聞こえる
・Here: 「ヒアー」これは、まったくの日本語(カタカナ)発音。夫が何度も直しているが今のところ変化なし
・Hurt: 「Hort」に近く聞こえる。これはどちらかというとブリティッシュ・イングリッシュに近い発音になっている


日本語
・「~しゅる?」が「~する?」になって「さしすせそ」がきれいにいえるようになった。おかげで、お友達のSasha(サシャ)は「シャシャ」でなくなった!
・「らりるれろ」も以前は英語発音に聞こえたけれど(Rの発音が入ってた)、今は日本語発音で言える

・これまできちんと言えなかった「おこのみやき」もきちんと言える


・・・というわけで、考えてみれば、日本語の発音はかなり上達している様子。日本語発音って隣の文字によって読み方が変わるというわけではないので、この意味ではStraight forwardなのかも。一方、日本語の発音に比べると、英語の発音は難しいのかも。とりわけRとL。お友達のなかにも同じくRとLの差別化ができていない子もいる。


ひょっとすると、英語は読めるようになることで発音が上達する、ということはないだろうか? ま、いずれは彼らも文字が読めるようになって、発音も同じように上手にできるようになるのだけれど、文字を教えてみるのも興味深いことかもしれない・・・(ほとんど独り言)。

Saturday, October 8, 2011

3歳半から4歳半までにできること

「3歳半から4歳半までにできること」
(Invest in Kids Foundation, Years Before Five Resource Kitより)


どこかからもらってきた「子どもの発達の指標」みたいな資料を訳して、エリックの発達に関してコメントを付記してみたい(エリックは現時点で4歳3ヶ月)。

社会性
・いっしょに共有するという概念がわかりはじめる
・友達のひとりにより強い関心を示す  A
・ルールのあるゲームを楽しむ
・性差に興味を持ち、他の子どもの前で服を脱いだりすることもある
・他の子どもたちといっしょの演技に興味を示す
・順番を守る
・お昼寝がなくなる

コメント
A・・・ そういえば、確かに最近Friendという言葉をよく使っている。Sunny is my best friendとかMy friends are… とか、気に入らないときにはYou are not my friendとか言う(これはデイケアで観察していると子どもたちの間でよく聞かれる)。エリックの好きなお友達も数ヶ月ごとに変化していて、最初は女の子ばかりだったのが、最近は男の子のお友達が増えている様子。


ことば
・ことばで遊び、新しい言葉をつくる
・平均2000語を使える
・仮定的、仮想的な文章をつくる  B
・否定形が使える(”I don’t want to go”)
・「上」と「下」が分かる
・歌のようなものを口ずさむ   C
・複数形が使える

コメント
B・・・ 3歳ごろからよく「Imagine you are…」とか「Suppose this is an airplane…」とかいう言葉をよく使うようになった。今気付くと、最近はあまり聞かれなくなっている。

C・・・ いつも歌っている感じ。歌、というのでもなく自分でつくったデタラメな音。ヘンな音・・・。




認知
・形を6つ言える(星、三角、丸など)
・「最も近い」と「最も長い」が理解できる
・最近あった出来事を思い出す    D
・現実と空想の違いを理解できる
・5まで数える       E
・「もの」と「生きているもの」の区別がつく


コメント
D・・・ 確かに以前に比べると、数日前とか数ヶ月前の出来事などをよく覚えている。ふっと口に出したり、聞かれたらI remember itと言うようになっている。でも、赤ちゃんのときのことの記憶は全くない様子。


E・・・ エリックをはじめ、たくさんのJKキッズが10までは数えている。エリックの場合、今、15くらいまでは数えられるのでは? この「5」というのは少なすぎない? 昨日は5歳になったばかりのサシャが100まで数えていた!

感情
・不満や怒りを以前より上手にコントロールできる   F
・ポジティブな自己評価をもち、自分や自分のすることに自信をもっている
・空腹、疲労、気分の悪さなどの感情をことばで表現できる   G
・親の言ったことにだいたい従う   H
・20分ほど何かに集中できる    I
・家族に対する強い関心と愛情を示す   J
・難しい仕事を長時間がんばってする


コメント
こうして見ると、他のカテゴリーに比べて、エリックの成長が最もよく見られるのは、この「感情」面であるらしい。
F, G・・・ 以前は「できないこと」があると「マミイ~、手伝って~」と泣いていたのが、最近はI am frustratedとか、怒ったときはものに当たるのではなく、大きく深呼吸をしてI’m angryと言ったりしてコントロールしている。深呼吸は夫が教えたのだろうけど、ときどき「あのね~」「いい加減にしときや」という感じのときにため息をつくエリックの癖は私のがうつったのかも・・・。


H・・・ エリックは空腹時、疲労時でない限り、私たちのお願い、言いつけをよく聞いてくれているが、それは今に始まったわけでなく、ずっとそうだったような気がする。


I・・・ そういえばそうだ! 粘土やクレヨンを渡すと、自分で30分くらいは集中して遊んでいる。でも、いちばん集中力が続くのは、ミニカーで遊んでいるときだ(何が楽しいのか私には不明)。


J・・・ 最近、これがすごい。突然、私のところに来てI love this Mommy very muchとか、I love Mommy, I cannot hundle itとか言う。ハグしたり、ブチュっとキスしたり、「好きだよ~」と言ったり、夫にも同じ。そんな様子を観察していると、何となくエリックは突然そうした感情が沸き起こってきて、それを包み隠さず表現している、といった感じに見える。


運動能力
・爪先立ちで3メートル歩ける
・狭いところもバランスよく歩ける
・ぶつからず自転車に乗れる
・投げたり取ったりするゲームを楽しむ
・リズムに合わせて身体を動かしたり踊ったりする    K
・左右の足を交互に出して階段を降りられる
・おじゃみのようなものを狙いを定めて投げる

コメント
K・・・ なぜか、エリックはハード系の音楽が好きらしい。お店で、メタルとかハードロックの音楽が流れているところでは身体をブンブン動かしていたりする。周りからよく笑われている。


指先の運動
・大きくて簡単なジグソーパズルができる
・はさみが使える
・大きな画用紙に大きめの筆を使って絵が描ける
・3部門からなる人間が描ける   L
・粘土が使える
・紙を折ることができる


コメント
L・・・ これだけが唯一できていない。人間らしいものなど描いたためしがない。エリックがお絵かきをするときは、色を混ぜて適当に塗る。確かに、この年齢の子は形のあるもの(人間とか家とかお花とか猫とか)を上手に描いているわ・・・。抽象画専門。

Thursday, September 15, 2011

虫が好き

ここ最近、エリックは虫(bugs)に夢中だ。いちばんのお気に入りはだんご虫(pill bug…夫はpotato bugだと言っているが、本当の名前はこれなのでは? 身体がくるっと丸くなるやつ)、蜂(bee)、テントウ虫(ladybug)、バッタ(grasshopper)、セミ(cicada)、カマキリ(praying mantis)、カナブン(scarab beetle)、ミミズ(warm)。こうしたバグを見つけると”Hi!”と言って、平気で触る。そして、手に乗せてじいっと観察したり、話しかけたりする。

 
虫はちょっと…という私も、夫に言われ(Don’t encourage him to hate small insects!)、無理しながら虫取りに付き合っている。でも、時に私が触るのを躊躇するのを見ると、すぐさまそれを感じとって、Mommy, don’t worry, they don’t bite, they are your friends!(大丈夫だよ。噛んだりしないよ。お友達だよ)と言われる。

 話は少しずれるが、不思議なのは動物や虫がエリックに近寄ってくること。この前、歩いているとハトがエリックの肩に乗ったし、リスやハトはエリックの手からピーナッツを取ってゆくし、テントウムシがエリックの服についていることがたまにある。エリックが手を延ばしたら、虫が手のひらに乗ってきたりもする。犬の飼い主と話してわかったことだが(犬に噛まれた経験がある私は犬が苦手)、犬は子どもがとっても好きらしい。なので、犬が子どもに近寄ってくるのは納得できるのだが、虫もなんだろうか? 私の気のせいかもしれないけれど…。

 さて、私は知らなかったのだが、日本語でいう「ハチ」にもいろいろな種類があって、それによってbee、wasp、hornetと名前が違うというのは、エリックに教えてもらった。エリック曰く「Beeはちょっと太いやつで、hornetは細いやつで、黄色いやつ。waspはね、大きいので、刺すからね」。


いや、実は私が何よりもキライなのはチョウチョ(butterfly)と蛾(moth)なのである。とくに粉を落すやつはどうしてもダメ。ナイアガラにButterfly museumという、本物の蛾や蝶が飛んでいるところを歩くという恐ろしい温室があったが、エリックと夫は喜んで入り、私はひとり外で待っていたわよ…。幸い、街中で蛾を見る機会は少ないけれど、あれだけは勘弁してほしい…。

Friday, September 9, 2011

英語の発音について(RとLなど)

今年からJK(Junior Kindergarden)に通うエリック。おととい担当の先生との面談があったとき、質問のなかに「家庭では英語で話していますか」というのがあった。「英語と日本語です」と答えると、「バイリンガルですね。最近はバイリンガルの子どもが増えていますが、いいことです!」と言われた。30年ほど前とは何と大きな違いだろう! 
それから、少し言語習得についての質問が続いて、そのなかで「今、RとLの発音を直そうとしています」と言うと、彼女はこう教えてくれた。

「子どもの発音は7歳までには完璧になります。それまでは、RとLの発音をはじめ、いくつかの発音が差別化できないケースはよく見られます。そのうち8歳になってまだ発音が未熟であれば、スピーチ・セラピストにかかることになりますが、今は矯正も心配も必要ないです」

これを聞いて、私はかなり安心した。というのも、どこかにRとLの発音ができないのは私の英語を聞いているせいだ、という思いがあったから。幼稚園の先生から聞いてよかった。
また、最近、気付いたのだが、エリックのanがアメリカン・アクセントである。Antとかpantsが、特にそう聞こえる(何と説明したらいいのかよく分からないが、「パーンツ」ではなくて「ピャーンツ」みたいな感じ?)。アクセントに敏感な夫に、よくからかわれている。からかうと余計にやるのが困るのだけれど…。

Make Believe (ごっこ遊び)

ずいぶん前から、「エリちゃん、~になりたい」というのをよく聞いていた。

「うま(馬)になりたい」とか「りすちゃんになりたい」とか「レモンになりたい」とか。

そして、最近は実に「なったフリ」をして遊ぶ。

「エリック、亀だよ」

と突然宣言して、緑色のクッションカバーを背中に背負って四つんばいで歩いたり、

「Beeです!」

と叫んで、「Bzzzz…」と言いながら飛ぶフリをしたり…。

こちらから見ると、そうは見えないのに、自分は本当になりきっている、と思っているらしい。

Tuesday, September 6, 2011

とんちんかんな会話、読み・書き、およびその他諸々

とんちんかんな会話
この年ごろの男の子らしく、Fire Truck(消防車)が好きなエリックは、昨日、Fire truckやFire menのことを話していた。どうしてFire truckが来るのか、とか、アラームが鳴ったらFire menはどうするか、といったようなことはFire truckの本でよく知っているはずなのに、こう聞くのだ。
「Fire men(消防士)は、何をするの?」
そのあとの会話はこんな風だった。
私:「火事を消すために水をかけたり、中で逃げられない人たちを助け出してあげるんじゃないの?」
E:「Potato bugs(だんご虫)も?」
私: 「は?」
E: 「Potato bugsも助けてあげる?」
私: 「だんご虫? だんご虫は助けないだろうね」
E: 「スパイダー(蜘蛛)は?」
私: 「それも助けないだろうね」
E: 「なんで?」
私: 「だって、虫だもん。Fire menは虫を助けるためじゃなくて、人を助けるために働いているからよ」
E: 「じゃ、なんで猫や犬は助けるの?」
私: 「そうなの?」
E: 「We have the book about fire truck rescuing doggies…」

エリックとの会話はしばしば「とんちんかん」な会話で、私はこういう会話をしながら、時に不安に襲われたることがある。日本語環境で育っていると、こんな会話をしないのではないか?という不安である。夫に言うと、「それは4歳児だから自然だよ」と言っているのだけれど。英語でもこんな「ズレ」のある会話をしているらしい。

読み・書き
今日は9月6日で、子どもたちにとっては新学期。今日のGlobe紙を読んでいて分かったことだが、当地では小学校にあがるまでには文字が読めて、ある程度は書けて、数を数えられるのが普通らしい。つまり、幼稚園(Kindergarden)で、文字の読み・書きの基礎を教えているということだろう。私は小学校にあがってはじめて文字を習ったけれど、それはもう遠い昔のお話。今は、小学校にあがるまでに文字が読めて書けるのがカナダでも日本でも普通らしい。英語に関しては、今週からエリックもJK(Junior Kindergarden幼稚園年少組)が始まるので、そこで習うからいいとして、さて、日本語の方はどうしよう? 私が教えるしかないのだが、いつ始めよう? まずは英語が読めるようになってからの方が楽だろうな、と今のところゆったり思っている。

JKが始まる
エリックも今週から幼稚園、JKが始まる。2ヶ月ほど前には、キンダーガーデンの先生からエリック宛にお手紙が届いて喜んでいた。先生の名前も頭のなかにしっかり入っていて、先日、グラニー(おばあちゃん)に「先生の名前は?」と聞かれてきちんと答えていた。
しかし、このキンダーガーデン、私にとっては頭痛の種。というのも、1日にわずか2時間半を週5日。週2日デイケアに行っているエリックは、デイケアのスタッフに送り迎えをしてもらえる組に入れず(パートタイムなので)、私が送り迎えをしなくてはならない。なので、私もこの生活のリズムに慣れるまでに時間がかかるだろう。

明日は、キンダーガーデンの先生と初めて会うミーティングがあって、エリックもちょっぴり楽しみにしている。JKのLearning goalやScheduleなど、私もいろいろと知りたいことが盛りだくさん。エリックにまた新しいお友達ができるのだ。読み書きもそうだけれど、しっかりSocial skillsを学んで欲しい。私も今から楽しみにしています!

Wednesday, August 31, 2011

ことばあそびとRとLの矯正(英語)

最近、エリックはことばあそびがお気に入り。特に韻を踏んでいる単語を続けて言ってはひとりでキャハハハと喜んでいる。
Sunny bunny is funnyとかDaddy missed cabbyとかMommy’s tummy is grumpyとか 、何がそうなのかわからないが、どうも楽しいらしい…。

一方、夫にときどきRとLの発音を矯正されているエリック。たとえば、Peterというのが「ピーター」と日本語のように聞こえると、夫が「R」を何度もやらせて直している。Turn right at the lightとかLion roars as he is runningとか、夫が適当な文章を作って何度も繰り返す。数回やると何とか巻き舌のRができるが、普段は巻き舌Rができていないらしい。イギリスではよいけれど、北米ではしっかり巻き舌Rをしなくては。ただ、夫はあまり気にしていないようで、気がついたら直すけれど、「そのうちできるようになるから」と私ほど気にしていない。

しかし、これは明らかに私の英語発音の影響である。私もRとLを意識的にできないわけではないけれど、日常的にとりわけ夫と話すときには発音など気にもせず適当な発音になっている。今後、英語を話すときにはエリックのためにも注意しなくては…。

Monday, August 29, 2011

家庭と学校での使用言語が違う場合のバイリンガル育児

何度も登場してもらっているサニー(現在3歳7ヶ月)は、家ではマンダリン(標準中国語)を使っている。2歳半でデイケアに初めてきたときは英語をひとことも話さなかった。しかし、一年たった今、サニーはデイケアでは英語を話し、家族とはマンダリンを話す完全なバイリンガルへと成長している。サニーの英語は、少しスローで1センテンス話すのに時間がかかる。しかし、発音はほぼ完璧(RとLが少し混合している。Hの音が少し強い)で、言い回しも英語の自然な表現が使える。

周囲を見ると、サニーのように家庭の使用言語と学校の使用言語が別の場合が、もっともバイリンガルのレベルが高いように思われる。もう少し詳しく言えば、家庭の使用言語が100%非主要言語である場合に、ということであって、我が家のように70%英語、30%日本語という場合(つまり、母親と父親の言語が違う場合)はいささかレベルが低いように思われる(断っておくが、これは私の観察に基づいた印象であって、学術的なデータをもとにしているわけではない)。

我が家のような家庭の使用言語が2言語である場合、ある程度までは自然に2言語を習得するだろうと思う。「ある程度」というのは、日常会話に差し支えない程度で、読んだり書いたり、さらに高度な文章を読んだり書いたりするレベルではない。そうなるためには、外部(学校)の使用言語ではない言語を教える親(我が家では私!)の相当な努力が要求されるというのが、今のところ私の感じである。

エリックに比べると、サニーはバランスよくバイリンガルで育っていると思う。切り替えも自由自在だし、今は英語の語彙の方が少ないけれど、これからどんどん英語もマンダリンと同じレベルにまで増えていくだろう。そして、その後、どうなっていくのだろうか? 

エリックの場合、英語が第一言語になっていて、日本語は語彙に関しても洗練された構文という意味でもかなり劣っている。たとえば、今、ポンと日本語100%環境に入れるとこっちの方がどんどん追いついていくのだろうという気がする。とにかく、エリックや周りの子を見ていると、3、4歳の子どもの言語習得能力は驚異的だ。

何よりも、私たちバイリンガル育児をしている親が最も望んでいるのは、2言語に関して同等レベルで発達し、どちらの言語でも同じ学齢期の子どもの標準はクリアしているレベルで習得してくれることではなかろうか。私にとっては、英語は、英語を母国語とするお友達と同じレベル、さらに日本語も英語と同等のレベル、ということだろう。私の場合、バイリンガルとはいえ、やはり母国語である日本語の方がレベルが高く、このギャップというのは本人にしか気付かないけれど、些細なところで明白に表れてきて、不便だと案じることがよくある。

というわけで、バランスのとれたバイリンガル。
これが今のところ、私のバイリンガル育児の目標である。
(目標は高く!)

Wednesday, August 24, 2011

虫びいき

昨夜も、いつものように寝る前の「おはなし」をしたのだが、大変なことになってしまった。
「Grasshopperのはなし」という「お題」を出されたので(いつもタイトルを出されて私が適当な話を作って話してあげることになっている)、私は適当にバッタの話をしていたのだが、きっとJack Layton/ジャック・レイトンが亡くなった記事を1日中読んでいたからだろう、最後にバッタが死ぬ話になってしまった。

「…というわけで、バッタは死んでしまいました」
と言うと、エリックの表情がさっと変わって、
「なんで? なんでバッタが死ぬの?」
と聞いてきた。私が「これはマズイことを言ってしまった!」と気付いたときには、エリックは声を押し殺すようにして泣き始めた。私のなかでは、バッタは死んでも、バッタが一生みんなのために働いた功績はみんないつまでも忘れない、というのがモラルのはずだったのだけれど…。

What happened?
夫がやってきて、私の説明を聞いてこう言った。
He cried over a dead bug just this morning!
そういえば、そうだった。今朝、窓際に小さな虫(ほんとに小さいの)が死んでいたのを見付けて、エリックは泣いたのだった。「みんな自然に帰るのよ」とか何とか言って、なんとかなぐさめたものの、そのあとで私が「ばあばなんて、おっきなゴキブリでも何でもスリッパで叩いてぴしゃりと殺すからね」と言うと、またまた泣き声になって「なんで~? なんでばあばは何でも殺すの~?」と号泣しながら言うのだった。 

というわけで、私はとっさに「あ、そうそう、このバッタのお話には続きがあるのよ!」と、イースターの日にバッタが生き返る話をしたのだけれど(夫からはさんざん言われたわよ。「キリストじゃあるまいし!」)、やっぱり「死んでしまいました」のショックは大きかったらしい…。

ただ、おかしいのは、先日、どういう脈絡かは忘れたが、「最終的にはみんな死ぬ」という話になって、「マミイも?」と言うので、「そうよ、マミイもいずれは死ぬのよ」と言うと、こうあっけらかんとして言ったものだ。
Then, I will play with Daddy, so that’s OK.

人間ならいいけど、虫だとどうもいけないらしい…。

Tuesday, August 23, 2011

Imagine…, Suppose…,


ふと気付いたが、最近、よく話をしているときに(英語)言う言葉がimagineというのとsuppose。
たとえば、こんなとき。
私: 猫を家で飼っていると、トイレを用意してあげないとだめでしょ。あ、用意ってどういうことか分かる?
E:Yes, I Know it. Suppose I need to go to school and Mommy help me to get dressed…
という感じで使う。たぶん、「こういうとき」とか「こんなとき」と言いたいのだろう。私の感じでは、Ifという構文をつくるかわりにこれらの単語を使っているような気がする。

エリックはIf構文をときどき作っているが、文法的に正しい時制を使うのが難しいらしく、ときどき間違っている。最近、よくIf構文か、Suppose, Imagineを使っている背景には、論理力の発達という事実があるようにも思う。起こっていないことを話すには想像力と論理力が必要だからだ。 エリックがよく使うお気に入りの言葉を観察していると、言語発達が、思考力と結びついているということを実に頻繁に感じさせられる。

女の子の友達と遊ばなくなった

最近、よく言うのが「Sunny is my best friend」。半年ほど年下のサニーがエリックにはいちばんの友達らしい。考えてみるに、ほんの4ヶ月ほど前は、エリックがいつも親しく遊んでいた友達はみんな女の子だった。女の子と一緒に積み木をしたり、本を見ていたが、それがここ数ヶ月のあいだ、大きく変わって、今はデイケアで女の子と遊ぶことはなくなったらしい。

「あれ、最近はLowenとかJuneyaとは一緒に遊ばないの?」
と聞くと、
“No, they are not my friends”
と言う。遊び方も、走ったりジャンプしたり、とにかく動くことも多くなっている。

それと同時に、自分が男の子であることを意識したような発言も聞かれるようになった。
“エリちゃんは男の子でしょ。マミーは女の子でしょ。どうして?”
“When I grow up, I will have ひげ like Daddy, right?”
以前、私のペディキュアを見て真似したがったり、「好きな色は?」と聞かれると「ピンク!」と答えていたエリックだが、その話を私が年上の女の子に話して笑われたことから、
“マミー、それ言っちゃだめだよ”
と言うようになっている。ちょっとずつ、自分や他人に対する意識が変わっているようで見ていて興味深い。

Wednesday, August 3, 2011

Conscious Vegetarian

最近、エリックが日本人の知人にいただいた「日本製の鳥のぬいぐるみ」。「鳥」といわれるまで私もわからなかったほど、丸々と太っていて服を着ている、ちょっと奇妙な代物。エリックはそれを「チキン」と名づけて、「チキンのおうち」まで作ってあげるという気に入りよう。
そのうち、「チキン、チキン、ベーコン、チキン」と呼ぶようになっているのがおかしい…(我が家では豚のベーコンは食べないけれど、たまーにチキン・ベーコンを食べることがある)。

「チキン」といえば、最近、エリックはときどき食べる「チキン」の出所がわかったようで、「かわいそうでしょ」と言って食べるのを拒否している。私は最近、お肉を料理することがほとんどないのでそれはいいのだが、ここ数週間は魚にも彼の関心が及んでいるようだ。

今日もふと「マミイ、Don’t make salmon.かわいそうでしょ」と何の脈絡もなく言うので、「なんでそんなことを急に言うわけ?」と聞くと、「Eric was thinking about howかわいそうSalmons are if we eat them」と言う。

2週間ほど前、お招きいただいたお宅でお寿司を出してもらったのだが、エリックはそのとき刺身の乗ったお寿司を拒否して食べなかった。「これ、さかな?」と全部いちいち聞いて、私が「それはきゅうりよ」と言うまで食べなかった。
こうして、「かわいそう」という言葉をひんぱんに口にするエリックは、最近、自らベジタリアンになっている。いつまで続くことやら…。

シャイなふたりがいっしょに遊ぶ

デイケアは先週から2週間お休み。ということで、私にとっては長~い2週間の真っ最中。
デイケアで会っていたお友達と会えないエリックは、「サニーはどうしてるかな」とか「サニーに電話をしよう」とか言っていた。

昨日、偶然、散歩にでかけるとサニーとばったり遭遇。サニーのマミーは「サニーはエリックに会えないからさみしがっていたのよ。電話しよう、とか言ってたけれど、電話番号がなかったからできなかったの」と言う。それなのに、当のふたりはお互いにもじもじと恥ずかしがってHiすら言わないのだ。ふたりともShyなのだ。

仕方ないので、私が「スプリンクラーでどうやって遊ぶか、教えてあげようね」とふたりの手を取ってスプリンクラーの近くに連れてくると、とたんにふたりはキャッキャと騒ぎ出し、お水がはねるのを見たり、手をかざしてみたりと喜んでいる。あとは、私の存在など忘れ、ふたりで何が楽しいのか、嬉々として手を叩いたり、名前を呼んだりして遊んでいた。

そのあと、いっしょにおうちに帰る途中で気付いたのだけれど、サニー(中国語と英語のバイリンガル)は何かを持ち上げたりするとき、「よいしょ」と言っているではないか! これはきっとエリックの「よいしょ」がうつったのだと思うと本当におかしい…。

もうひとつ。帰り道、エリックは路上にいた小さな虫を見付けて、いつものように指でつまみあげて手のひらに載せたままじいっと見ていた。横で見ていたサニーも「ぼくにもちょうだい」と言って興味を示すと、サニーの母親はすぐに、
No, No, Sunny, It is dirty. Don’t touch it!
と大きな声で言っていた。それから、私はサニーの母親が後から「今後、絶対に虫を触ってはいけませんよ」と強く諭していたのを聞いた。

エリックは帰り道、私にそっと「Is むし dirty?」と不思議そうに聞いてきた。
私は、「マミーは虫が汚いとは思ってないけれど、虫を汚いって思う人もいるんでしょう。何が汚いかは、それぞれ人によって定義する仕方が違っているものだからね。マミーは虫を触っちゃだめ、とは言わないから、エリックが虫を触ってもマミーはOKよ」と言った。
この日のディナーのとき、エリックは夫にこのときのエピソードを話していたのだが、そのときの夫の答えはこうだった。
「ダディも虫が汚いとは思わない。でも、サニーのマミーはもしかしたら、あの虫がサニーを噛んだりするかもしれないから、ああ言ったのかもしれないね。虫のなかには、触ったら毒を持っていて危険な虫もいたり、サニーのマミーが生まれ育ったところでは、そんな危険な虫がたくさんいるのかもしれないから、そういう意味で触ってはだめ、と注意したのかもしれないね」
さすが、人類学者らしい答えだなあと思って、そうコメントしたら、夫は私にこう言った。「君の答えはなかなか哲学者らしい答えだと思うよ」。

私は小さいころ、虫を見ると「キャー」と言うように訓練されてきたような気がするので、エリックにはその反応は自分で決めてほしいと思っている。今のところ、エリックは虫をこわがったりはしない。よろこんで手のひらに載せて観察する。また、無意味に虫を殺したりもしないし、たとえば、ありが歩いていると自転車をとめてありが道を横切るのを待っていたりする。このあたりの反応も今後どう変わっていくのか興味津々。

Thursday, July 21, 2011

「寒い」と「冷たい」の違い

最近、35度を越える日が続くトロント。いつもは氷など作らない私だが、めずらしく作ってみたら、エリックが大興奮。液体が固体に変化するのが信じられないらしく、「なんで?」の連発。

一方、氷を触っては「さむい!」と言うエリック。何度か「寒い、じゃなくて冷たい」と教えるものの、いつも「寒い」になる。そういえば、先日、ビーチに行って、オンタリオ湖のひんやりした水に入ったときも「さむい」と言っていた。

何度か私が「寒い、じゃなくて冷たい」と言っていると、夫がこう尋ねる。
「寒い、と冷たいの定義の違いをどう説明する?」
うーん、と考えてみる。
「寒い、は、全身で感じるとき、冷たいは部分的に感じる感覚かな」
ここが母国語と第二言語の違いで、私の場合は例をいくつか考察しながら定義を引き出す帰納法、夫にとっては定義から用例を理解する演繹法を使うなり。
「その説明で、エリック、わかった?」
ときいたあと、テストをしてみる。
「じゃ、雪はどっちかな?」
「雪は…、うーんと寒い!」
やっぱりわかってない…。「寒い」と「冷たい」の違いって、案外と難しいのね。