Sunday, June 27, 2010

曜日が気になる(アップデート)

ここ数日のあいだに、「月・火・水・木・金・土・日」がいえるようになったE。それとともに、「昨日」「今日」「明日」の概念もできあがってきて、「今日は何曜日?」「じゃあ、明日は・・曜日だね」とかやっている。

さらに「あ、今日は何曜日か、えりちゃんに聞いてみよう」と自分に聞いて、「えーっとね、今日は日曜日だよ」と自分で返している姿がおかしい。

デイケア=英語環境

昨日のパーティーで友人の子どもたち(3人とも3歳)に4ヶ月ぶりに会った。驚いたのは、彼らみんな英語で会話できるようになっていたこと。

Persian(イラン出身)の両親とずっとFarsiで話していた彼らは4ヶ月前には英語で聞けばわかったかもしれないが、話しはしなかった。3人とも2歳ごろからフルタイムのデイケアに行くようになっていて、やっぱりそれが原因?だって、家庭ではすべて会話はFarsiなのだから。

彼らの両親と話すと、
「家ではほとんど今までどおりFarsiだけど、ときどきおもちゃなどでひとりあそびをしているときは、なぜか英語になっている」
「英語の歌を家では教えてないのに上手に歌えるようになった」
「道で会う人とも英語で会話できるようになった」
とコメントし、「僕たちの英語もこんなにすんなり上達してくれたらいいのに!」と笑っていた。

来月からデイケア・デビューが決まったエリックも、そのうち英語で話をするようになるんだろうね。ひそかにそんなときが来るのを待っているような夫はきっと喜んであげることだろう。おお、それに加えて、そうなったら私も「なんで?」「これは何ですか?」攻撃からちょっぴり逃げられるだろうから、それもまたアリガタイってことね…。

Wednesday, June 23, 2010

天気も気になる

先週、新聞の週間天気予報を見ている私の隣で、お天気マークが気になり始めたE。
「これは何? 太陽?」
と言うので、晴れの日マーク、曇りマーク、雨の日マーク、雷マークを教えてあげた。
そうすると、毎日、新聞を広げて週間天気予報を探すE。
「今日のお天気は…えーっと、雨で、晴れかもしれないね」
と適当なことを言っている。
お昼ごはんのとき、外を見ながらボーっとしているので、
「えりちゃん、何考えてるの?」
と言うと、
「えりちゃん、雷のこと考えてた。雷、きっと雲のなかでネンネしてるんだと思うよ」
はー、そうですか! 3歳の世界ってのは面白いのね・・・。

曜日が気になる

「今日は何曜日?」
と最近、やけによく聞く。朝起きたときや朝ごはんを食べているとき、あるいは夜寝る前には「明日はどんな日?」と聞く。
「月・火・水・木・金・土・日」と何度も繰り返していたら、少しだけいえるようになった。
「土曜日はダディが一緒に遊んでくれる日」「日曜日は図書館がお休みの日」と週末が特別なのも何となく分かった。
今朝の会話。
E「今日は何曜日?」
私「昨日は火曜日だったでしょ。だったら、今日は何曜日?火の次は?」
E「わかんない」
私「月・火、次は?」
E「わかんない。マミー、教えて」
私「月・火・水ってくるから、火曜日のあとは水曜日」
E「今日は水曜日。次は? 水・木…」
私「そうそう、木(もく)の次は?」
E「7(ひち)」
6(ろく)と木(もく)を聞き違えたのね…。

Sunday, June 20, 2010

イントネーション

日本に帰国して、親戚のところへ遊びに行ったりすると、何度かこう言われた。
「日本語を話してはいるんだけど、発音がやっぱりちょっと違うね
ムムム…、これは私も実は気付いていた。

細かく言うと、たとえば「トラック」が英語読みの「truck」になっているわけではなくて、音の強弱のつけ方が、北米人(というかズバリ夫)なのよね…。「耳」や「寿司」は最初の文字が強くなったり、「ひこうき」は日本人ならイントネーションは一本線なのに、これも「こうき」が高くなったり…。
そのうちに矯正されるだろうけれど、どうして四六時中いっしょにいる私ではなくて、(「日本語は私に任せていいから、英語で話しておいてね!」といわれているのになぜかがんばって日本語を話そうとする)夫のイントネーションを真似ているのか不思議…。

Wednesday, June 16, 2010

使っている言葉を記録(3歳)

-あ、いいこと考えた!
-ダディ、どうして ボタン しなかったんだろう。ダディ ボタン いらない、これでおわりって言ったんだと思うよ
-エリちゃん、いただきます しなかったの、おなかがすっごくすいていたから、しなかったの。
-これ、なまえ、なあに?
-この人 だあれ?(動物やモノも「この人」になる)
-マミイ、何話してるの?
-なんできのこは木のなかに生えるの? なんでですか?
-バニーはにんじんが好きなの。なんですきなのだろう?
-じいじってかわいいね。かみのけ ふわふわして。たぶん、たまごがおちがんだと思うよ(意味不明)
-えりちゃんはたまごが好きなの。ぐりとぐらもたまごが好きだから、えりちゃんもたまごが好きなの。
-これ、なにの本?(これ、あれ、と分けて使える)
-ばあばのはたけ、いっぱい はなが咲いて まめもあったね。チューリップ見たね。(記憶力が進化してるなあ)

Monday, June 14, 2010

「久しぶり」-チョムスキーのルール探し


チョムスキーの「仮説の実験」および「ルール探し」の典型が見られる。
ちなみに、私が以前書いた「仮説の実験」「ルール探し」を引用すると…
-チョムスキーは、言語習得は「仮説の実験」および「ルール探し」を繰り返すことで可能になると考えた。子どもたちは、言語情報をインプットしながら自分なりの仮説を打ちたて、その仮説が正しいかどうかを実際の場で使ってみることにより実証していくのである。

約1週間前から私が「久しぶり」と言っていると、
「マミー、久しぶりってなあに?」
と聞いていた。なので、意味を教えたり(これがなかなか難しい)、使い方の例をひっぱってきたりしていた。「わかんないだろうな」と思いながら・・・。
私が「久しぶり」と言うたびに同じように聞いていた。

そして、しばらくすると自分から使い始めた。
最初は、夫の帰りが遅くなったときなど、
「ピータ、久しぶり、帰ってこないね」
とちょっぴり間違った使い方をしていたが、そのうちに、
「このエレベーター、久しぶりだね」
とか、
「ここに来るの、久しぶりだね」
とかあっちこっち試しながら、昨日くらいから正しく使えるようになっている。
名詞や形容詞から、さらにひろがって副詞や助詞まで使える言葉がどんどん広がっているのを目の当たりにして、マミーは感慨無量です!

最近の様子(3歳)

・話すのはほとんど日本語(95%)。夫にも英語で話しかけられても日本語で返す
・英語は完璧に理解している
・英語の人より日本語の人の方がよく話す
・「なんで?」「なに?」が圧倒的に多い
・私と夫の会話に興味津々で、分からなければ「いま、何話してるの?」と聞く
・ときどき夫との会話を私に日本語通訳して教えてくれる
・2ヶ月の日本滞在の後、マミーの背後を離れた!
・はとを見ると追っかけてどこまでも走る
・私が大きく笑うと、意味がわかってなくても一緒に大声で笑う
・本を読んでいても「これ、何て書いてるの」「これ、何してるの」と聞いてくるので本読みがなかなか進まない
・まだ「だいぶじょう」(だいじょうぶのこと)といい間違いをしている
・「チューリップ」の歌がお気に入り
・他の子どもたちと一緒に遊びたそうな様子を見せはじめた
・ストローラーに乗りたがらない(本人は卒業したと思っている)
・補助便座卒業・おもらしなし
・はじめてチョコレート・クッキーを食べる。よーく味わって食べていた
・私の見ていないすきに、じいじにソフトクリームを少しもらう(5月)。そろそろ甘いもの解禁?
・ひとり小さな車などで遊びながらひとりごとを言っている

Thursday, June 10, 2010

許可を求める

-ここに行ってもいいですか。
-これ、食べてもいいですか。
-これ、買ってもいいですか。
と、最近、やけに許可を求める文章が増えている気がする。
これはいったいどうしてなのだろう?と不思議に思っている。

今日のラッキー

今日、Children’s Book Bankに行って、私の大好きなBrian Wildsmithがイラストレーションを描いた絵本があったので頂いてきた。

帰って、さ、読んでみよう、と開いてみると、なんと画家本人のサインとFor Maggie、80(年)との文字が! どこでどうなってここに来たのかは知らないけれど、あのWildsmith直筆のサイン入りの本が手に入ってちょっぴり浮かれている私。Eに言っても「なんでマミーはハッピーなの?」って、よくわからない様子なのは、ま、当然かもね。

ちなみに、Children’s Book Bankは、不要な本を寄付できたり、欲しい本を無料でもらったりできる非常にすばらしい仕組みのOrganizationです。
Berkeley Street×Gerrard Street
http://www.childrensbookbank.com

飛行機の旅

トロントから成田まで13時間。ひとりでEを連れて日本に帰国するための準備。1歳少し前に帰ったときには、夫もいたし、まだ授乳しててぐずったときの対処法があったし、よく寝てくれた。おまけに1席余分に使うことができた(ありがとう、エアカナダ)。でも、今回はひとりだし、歩くし、まわりの迷惑になったらどうしよう?と少しだけ心配していたけれど、じいっとEの行動を見ていると、案外と大丈夫なのでは、と思い始めた。

まず、午後1時発ということで、睡眠時間にあたってタイミングは抜群。興奮して昼寝がなくなったとしても、5時間ほどは寝てくれるだろう…。
さらには、もう2歳10ヶ月だから、話せば分かるんだし。…と考えたら、さほど心配もなくなった。でも、準備物だけはちゃんとしておかなくてはね。

準備すること・もの。
おもちゃの車類(2つくらい新しく買って隠しておく)
ねんど(プレイドー)
本(Eの好きな消防車などの新しく買って隠していた本、それから馴染みの本)
クレヨン・スケッチブック
シール/スティッカー(消防車や乗り物類の小さいのがたくさんあるもの)
iPod(Eの好きな音楽をダウンロード)
手でちまちま食べれるスナック(レーズンやドライ・クランベリーなど)

それから、1ヶ月前からすることは…
飛行機や飛行機の旅に関する本をあらかじめ読みこんでおくこと!


このうち、とっても役に立ったもの
シール
ちまちまスナック


きっと個人差はあると思うけれど、飛行機や飛行機の旅に関する本を1ヶ月前くらいからずっと読んでいたのはすばらしく役に立ったと思う。私が選んだのはEと私のお気に入り!Anne GutmanのLisa’s Airplane Tripという本で、Lisaがパリからひとり飛行機に乗ってニューヨークのおじさんに会いにいくその道中の話。ストーリーは笑えるし、絵のなかに飛行場やシートベルト、食事やトイレなどが出てくるので、それを示しながら飛行機の旅がどんなふうなのかを説明できるので、とっても便利。案の定、飛行場(飛行機がたくさんネンネするところ)に着いたときから目をギラギラさせてコーフン状態のE(これは寝るね…)。飛行機のなかでも、座席や操縦席、トイレなど予習の甲斐あってか、ひとつひとつ説明を求めるE。

おもちゃで遊んだり、スナックを食べたり、機内食で遊んだり(キッズミールだったけれど、何でも食べるEですら手をつけず…)、スクリーンのビデオを見たりしているうちに、「なんか眠くなった…」と言って乗って3時間後にはあっけなく眠ってしまったE。2時間ほど寝て、起きてからも食事、お遊び…しているうちにまたまた眠りの中へ…。おかげで、私、映画3本見れました!
トイレに何度も立って、隣の人には悪かったけれど、やっぱり窓際の席にして正解。

というわけで、この飛行機の旅では、一度だけ、トロントのピアソン国際空港のセキュリティチェック時にジャケットを脱がなくてはならなくて、そのときだけ泣いたE。あとは始終、飛行機に乗ってご機嫌だった。2歳の旅は本当に楽だった。そして、今回のことでEはどこへ連れていっても大丈夫!という自信のようなものもついた気がする。これからもいっぱいいろんなところへ連れていってあげるわね!

Monday, June 7, 2010

電話をかける真似をする

ドロップインセンターなどで見ていると、この年齢の子どもたちって電話ごっこが非常に好きらしい。エリックもよくやっているが、私にとってもこれはかなり利用価値が高い。

たとえば、エリックが帽子をかぶるのを嫌がるとき。
「リンリーン」と言って、私が電話をとるふりをする。
「あ、電話が鳴ってるね。だれだろう?」
受話器のかわりの手を耳にあてながら、
「あ、みや(エリックにとってはナンバー2の猫のぬいぐるみ)!」
と言うと、エリックがにっこりする。
「あ、そう、ふーん、ふーん、エリックに帽子かぶってほしいのね。わかった、これから伝えるわ。じゃあね、バイバイ」
で、ガチャンと電話を切る真似。そして、エリックに、
「さっき、電話がかかってね。誰だと思う?」
「えーっと、みや!」
「そうそう。みや、エリちゃんにお願いがあるんだって。何だと思う?」
「うーんと、たぶん、帽子、かぶってっていうこと」
「やってくれる? そしたら、みや、すっごくうれしいんだって」
そうすると、さっさっと帽子をかぶってくれるのだ。

日焼け止めクリームをつけるのも、脱いだ靴下をかごに入れるのも、お皿を持ってくるのも、確実にやってくれることになる「みやの電話」は魔法のよう。
みやだけでもいいんだけど、これが電話を介するとさらに言うことを聞いてくれる。なんでなのかよくわからないが、かなり効果的なのでありがたい。

すばらしき「ストローラー貸出し」

ある面では日本ってベイビー/キッズ・フレンドリーではないけれど(トロントに比べると結構だれも子連れ旅に援助の手を差し伸べてくれない)、施設面では非常にフレンドリーだと感じた今回の旅。

デパートや駅には授乳室、図書館には子ども用のトイレ、新幹線にも多目的スペースがあったりと何かと子ども連れに対する配慮に満ちた日本だが、最も私が「これは便利!」と感じたのは、デパートや博物館・美術館、さらには屋外の観光地でも行われていたストローラーの貸し出し。

滞在期間の最終2週間はあっちこっちと旅をしていたので、これには本当に助けてもらった。お昼過ぎにエリックが眠そうな兆候(でたらめな歌をうたう、あちこち走り回る…)を見せ始めると、滞在地の博物館や美術館を探してストローラーを借りて、あとは夫と私に押されながら夢の世界へ…。博物館の静かな雰囲気も手伝って完璧なまでに寝てくれた(でもデパートでは刺激が多すぎて…)。旅行中にストローラーを押してまわるのは大変だけど、こうして「ここへ行けばストローラーがある」と知っているのは非常に心強かった。

もう3歳になるのにまだまだお昼寝の必要なE。ベビーカーはもう乗りたくないのに、お昼寝があるのでなかなかお昼からの長時間アクティビティに参加できない。早くお昼寝卒業になってほしいわ…。
写真は長崎市博物館で。目下、日本はどこへいっても坂本龍馬一色。長期的な政治リーダーの不在が龍馬人気に拍車をかけていると見たね。

Wednesday, June 2, 2010

「なんで?」「なに?」攻撃

最近、エリックの「なんで?」「なに?」、その他、質問攻め攻撃にあっている。
夫との話には
「マミー、何のこと、話してますか?」
と入ってくるし、私が読んでいる本をのぞきこんでは、
「これ、何のことですか? 何のはなしですか?」
と聞いてくる。

あるいは、壁を指差して、
「これは何ですか?」
と聞く。
「これは壁。さっき頭をぶつけて痛かったでしょ」
「壁って、なんで壁なの? なんでエリたん、痛かったの?」

出かける気配が見えれば、
「これからどこ行くのですか?」
「これから何するのですか?」
と聞く。このあたりだと説明のしようもあるけれど、窓枠と窓ガラスの間を指さして、
「これは何ですか? 何でこうなってますか? 何の意味ですか? だれがしたんですか?」
とか、
「ごはん終わったら、あとでチェリーあげるからね」
には、
「なんでチェリーあげるんですか?」
唐突に、
「バニーはなんでにんじんが好きなんですか?」
と言われると、本当に、本当に困る。

記録によれば、はじめて「これ、なに?」と言ったのは、日本にいたとき(3月30日)、トイレのウォッシュレットを見たとき。いろいろボタンに目はキラキラ。

質問に答えなかったり、「うーん」とか「えーっとね」で終わらせてドサクサ紛れに忘れさせようとしても結構しつこく追ってくるE。適当な答えは、どうもイヤみたいだが、内容が真実かどうかは関係ないみたいで、どうやらこれは私と会話するために質問しているのでは?と最近思うようになった。ことばを覚え始めて、ことばに興味を持ち、いろんなことを知りたい、それ以上に私が話をしているのを聞きたい、という欲求があるのかもしれない。わが子の言動がとってもおもしろいこの時期、私、案外とエリックとの会話を愉しんでもいる。