Showing posts with label 妊娠中. Show all posts
Showing posts with label 妊娠中. Show all posts

Sunday, February 21, 2010

バイリンガル教育は胎児から


母親の胎内にいたとき2言語環境に置かれていた新生児は、生後すぐに二言語習得を始める、という研究結果が発表されたと新聞で読んだ(The Globe and Mail, Feb.17,2010)。


この研究によれば、胎児は言語の違いを聞き分けることができるのか、という問いに対する実験結果として、「できる」という答えが出されている。つまり、すでに胎児の段階で、ふたつの言語が話されているのを聞いて、言語のリズムやメロディーなどから、それが別々の言語であることを知ることができるということになる。同時にこれは、胎児でさえ「2言語を混同することはない」という力強い結論であり、だったらなおさら赤ちゃんのときに「2言語は赤ちゃんを混乱させるだけ」というStatementはまったくあたらないことになる。


さらに、「妊娠中に英語とタガログ語を定期的に話す母親から生まれた新生児は、生後まもなく2つの言語に興味(interest)を持つ」ので、「バイリンガル教育は胎児から」というわけである。


私の場合を振り返ってみると、プロのドゥーラである友人ドミから「妊娠中から日本語で話しかけておくべき」と言われていたにもかかわらず、日本語でも英語でもお腹に向かって話しかけていなかった。さらに、妊娠中はフルタイムのカレッジ学生だったため、どっぷりと英語環境に浸っていた。日本語を話すのは電話で両親と話すときくらい(1週間に1回程度)。とても「定期的に」とはいえない。なので、この研究結果を読むと、「やっていたらよかったのに…」と後悔もするけど、ま、まだ2歳半だしね・・・。


結論:胎児ってすごい(もうすでに言語習得のメカニズムが備わっている)!
   バイリンガル教育は早ければ早いほどよいのね!
   とはいっても何ごともこれ! It is not the end of the world…

Thursday, June 25, 2009

妊娠中のバイリンガル教育

エリックを妊娠しているとき、ペルー人の友人ホセの奥さんのドミが私に言うのだ。
「お腹のなかの赤ちゃんに日本語で話しかけてる? たくさん話しかけた方がいいわよ。バイリンガル教育はお腹のなかにいるときにすでに始めるべきものなのだから」
 「バイリンガル教育」とは何とエリート的で鼻につく言葉だろう。私はドミの言葉を聞いてそう思っただけだった。
 しかし、それ以降も、プロのドゥーラであるドミはことあるごとに「バイリンガル教育」の重要性を私に説いてきかせてくれた。
 ホセとドミの7歳になる子どもは、スペイン語、英語のバイリンガル。家庭ではスペイン語を、学校では英語と完璧に使い分けている。ドミが言うには、友人のひとりの8歳と4歳になる子どもはスペイン語をまったく理解しないらしい。両親は2人ともペルー出身のスペイン語話者。子どもたちが小さいうちはスペイン語で話しかけていたのだが、子どもたちがデイケア(託児所)に行き始めると、家でスペイン語を話さなくなってしまった。友達とは英語で会話をし、そっちに引きづられているのでスペイン語を話すのが億劫になり、共働きで忙しくい両親も強制することをやめて家庭の会話が英語になっていき・・・そこからはダウンフォールでもうまったくスペイン語を話さないのだという。ペルー系カナダ人のコミュニティのイベントがあっても、スペイン語で意思の疎通ができない子どもたちはそこから自然と離れてしまい、「完璧なカナダ人になってしまった!」(ドミの言葉)そうである。
 私の周囲を見ると、家庭では日本語を(あるいはスペイン語を、中国語を、ポルトガル語を)話し、学校では英語を話している子どもたちばかりなので、「私たちの子どもは何も特別なことをしなくても簡単にバイリンガルになるんだろうな」と漠然と考えていた私は、ドミとの会話を重ねるうちに、バイリンガルを作るには親がきちんとその事実を認識する必要があることに思い至った。
 バイリンガルになってほしいというのは、夫と私、共通の願いである。しかし、妊娠中の私は、お腹のなかの赤ちゃんに話しかけるなんて、そんな悠長なことはしている暇はなかった。フルタイムで学校に通っていたため、毎日のように要求されるプレゼンテーションやエッセーの締切りなどでとても妊娠気分を味わっているような余裕はなかった。
 結局のところ、エリックは妊娠中のバイリンガル教育なしに生まれてきたことになる。