母親の胎内にいたとき2言語環境に置かれていた新生児は、生後すぐに二言語習得を始める、という研究結果が発表されたと新聞で読んだ(The Globe and Mail, Feb.17,2010)。
この研究によれば、胎児は言語の違いを聞き分けることができるのか、という問いに対する実験結果として、「できる」という答えが出されている。つまり、すでに胎児の段階で、ふたつの言語が話されているのを聞いて、言語のリズムやメロディーなどから、それが別々の言語であることを知ることができるということになる。同時にこれは、胎児でさえ「2言語を混同することはない」という力強い結論であり、だったらなおさら赤ちゃんのときに「2言語は赤ちゃんを混乱させるだけ」というStatementはまったくあたらないことになる。
さらに、「妊娠中に英語とタガログ語を定期的に話す母親から生まれた新生児は、生後まもなく2つの言語に興味(interest)を持つ」ので、「バイリンガル教育は胎児から」というわけである。
私の場合を振り返ってみると、プロのドゥーラである友人ドミから「妊娠中から日本語で話しかけておくべき」と言われていたにもかかわらず、日本語でも英語でもお腹に向かって話しかけていなかった。さらに、妊娠中はフルタイムのカレッジ学生だったため、どっぷりと英語環境に浸っていた。日本語を話すのは電話で両親と話すときくらい(1週間に1回程度)。とても「定期的に」とはいえない。なので、この研究結果を読むと、「やっていたらよかったのに…」と後悔もするけど、ま、まだ2歳半だしね・・・。
結論:胎児ってすごい(もうすでに言語習得のメカニズムが備わっている)!
バイリンガル教育は早ければ早いほどよいのね!
とはいっても何ごともこれ! It is not the end of the world…
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