ここ数週間のあいだ、私はエリックにアルファベットの読み方を教えようと何度かトライしてみた。数字に関しても同じように数え方と数に対する理解を促そうと、こちらもやってみた。
結果、分かったことは・・・、まず、この年齢の子どもの集中力は侮れない、ということ、それから学んでもらおうと思えば、遊びの要素を取り入れなくてはならない、ということ。
たとえば、数週間前、私はエリックにいくつかのアルファベットが一緒になったらどんな音になるのかを教えようとしていた。数の数え方と数字の読み方を一致させることも。しかし、「CとAとTでキャットになる」というやり方ではいけないのだと気付いた。それで、お友達の名前をカードに書いて、あるいは交通標識(STOPとか)をカードに書いて発音と照らし合わせるという方法をやってみると、やっぱりこちらの方がエリックも楽しいらしい。また、数字だって、1から10まで書いた紙の上に、その数だけどんぐりを乗せる、というやり方だと楽しくやっている。無味乾燥な机に座ってやるような教え方はあまり意味がないのだと、頭では分かっていたけれど、こうしてみるとそれが本当に実感できた。
それに、集中力もすごい。じいっと真剣にやっている姿を見ていると感動的ですらある。そして、途中でできないからといってあきらめるのでなく、「最後までやりたい」という「やる気」も感じられる。このくらいの年齢の子にはそうした集中力と自分でやりたいというやる気が備わっているのだとつくづく感じる。
ただ、私の目にはあまりに簡単に見えることが、できないときには私もなんでだろう、と思う。なぜこれができないんだろう、と本当に心から不思議に思う。そんなときは、子どもをしっかり観察して、できない問題を捉えることが大切なのだと思う。でも、もし「なんでこんなに簡単なことができないの!」とか「これくらいできて当然でしょう!」と言うのなら、教えない方がいい。それなら、学校に任せる方がいい。今は「がんばってやってできた」喜びを経験させることのほうがずっと大切だし(時期がくればほとんどの子が読んだり書いたりできるようになるんだし)、その経験は「数字が書ける」よりずっとずっと貴重な経験として、Love of learningにつながっていくのだと思う。
子どもの姿から学ぶこと多き日々・・・。
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