最近、35度を越える日が続くトロント。いつもは氷など作らない私だが、めずらしく作ってみたら、エリックが大興奮。液体が固体に変化するのが信じられないらしく、「なんで?」の連発。
一方、氷を触っては「さむい!」と言うエリック。何度か「寒い、じゃなくて冷たい」と教えるものの、いつも「寒い」になる。そういえば、先日、ビーチに行って、オンタリオ湖のひんやりした水に入ったときも「さむい」と言っていた。
何度か私が「寒い、じゃなくて冷たい」と言っていると、夫がこう尋ねる。
「寒い、と冷たいの定義の違いをどう説明する?」
うーん、と考えてみる。
「寒い、は、全身で感じるとき、冷たいは部分的に感じる感覚かな」
ここが母国語と第二言語の違いで、私の場合は例をいくつか考察しながら定義を引き出す帰納法、夫にとっては定義から用例を理解する演繹法を使うなり。
「その説明で、エリック、わかった?」
ときいたあと、テストをしてみる。
「じゃ、雪はどっちかな?」
「雪は…、うーんと寒い!」
やっぱりわかってない…。「寒い」と「冷たい」の違いって、案外と難しいのね。
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