Monday, March 21, 2011

「おはなし、おはなし」

寝る前には、エリックが日本語と英語の本を選んで、私が日本語の本を、夫が英語の本を読んで消灯、眠りを誘う音楽・・・というふうになるのだけれど、そのあとに最近「おはなし、おはなし」の要請が来るようになっている。

ちょっと恥ずかしいことだが、私は横になると即座に眠れるほど、いとも簡単に眠りに落ちることができる。一方で、エリックは明らかに「まだまだ遊びたい!」フェーズで、何とか寝ないようにがんばっている。なので、横になった私が「壁が壊れたおはなし!」とか「椅子にすわっていたときに川の水が来たはなし」(これって、最近、私と夫が話している日本の地震・津波の話と関連があるのかもしれない)とせがまれて、即興でそれらしいおはなしの筋をつくって、最後は「ハッピーエンド」で終わるということをやるようになっている。もちろん、我ながら「さっきのはおもしろいお話だったなあ」ということもあるけれど、おはなしを始めた途端に眠りに落ちたり、おはなしの脈絡がまったくなくなったりすることがままある。

たとえば、昨夜は、うさぎに招かれて大きな木の下のおうちに入ったエリックの話をしているうちに、「テーブルにいたねずみたちが・・・」「そこで・・・うーーんっと、横断歩道ではちゃんと信号を見たり・・・宇宙のなぞが解ける日がくるのか・・・」といった、まったく関係のないことばが出てきて、エリックが「ん?」とか「ちがう、ちがう、ねずみじゃなくて、うさぎでしょ?」とか、「マミイ!!」と揺り起こされたり・・・、そうやって起こされるたびにまたまたおはなしに戻ろうとするのだけれど、同じことの繰り返し・・・ということが頻繁に起こっている。

日本語を教えるために、この「おはなし」を考えたものの、こんな有様では・・・と私も情けなく思っている(それに、私が「うさぎに招かれたおはなし」の続きの夢を見たりもして、なんだか本当におかしなことになっている)。横になってやるのがまずいんだろうね、今日は気合を入れて、よし、正座でやってみよう・・・。

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