Tuesday, August 31, 2010

いい間違い続く...

E: マミイ、きょうはワンワン、洗う?
私: 洗ってもいい?
E: いくないの。いくないのだよ。(よくない、のいい間違い)

私: わかった?
E: わかったない。(わからない、のいい間違い)

E: Whyなの?(なんでなの?と混合)

E: あ、このCarムブイタ(動いた、のいい間違い。Moveと動く、の混合)

E: マミイ、だいぶじょう?(だいじょうぶ、のいい間違い)

Friday, August 27, 2010

Terrible Twoについて

今もってわからないのだが、エリックには、Terrible Twoの時期があったのだろうか。数年前、友人のサラが「最近はTerrible Twoといっても1歳半ごろから始まるケースが多いらしいのよ」と言っていたのを聞いて、1歳半ごろから今か今かと待っていた。

2歳になってもあまり変わらないので「どうしたことやら?」と思っていると、エリックが2歳半ごろに公園で会った2児の母親が「遅い子は2歳半ごろから始まるのよ」と教えてくれた。今から考えると、3歳になる直前に「あ、これがいわゆるTerrible Twoってやつね」と思った日があったけれど、それも数日のことで、あとで考えると単に風邪をひいて鼻が詰まっていたので不機嫌だったらしい…。

教科書どおりの「自我が芽生えて、自分で何でもやりたがるけれど、できないことが多いので癇癪を起こす」という行動がなかったものだから、自我形成という発達上何か問題があるのかも、とふと思ってみたこともある。

その後、ストリートカーで偶然隣に座った女性が「私は幼児教育の専門家だけれど」と前置きをして、「TerribleTwoというのは西洋文化でのみ通用する概念であって、世界中見回すと、そういう概念のない文化の方がむしろ多いのよ。Terrible Twoなどと私たちはレッテルを貼って見るけれど、知らなければそんな時期はすぐにすぎていくはず」と教えてくれた。

名づけられていないものは、私たちにとっては存在しないも同然なのだ。

アタッチメント

わんわん(お気に入りの犬のぬいぐるみ)がまた薄汚れてきた。デイケアにも一緒に行くし、寝るときは必ず必要なので、そうやってると2週間ほどで汚れてくるのは当たり前。この前も通りを歩いていると「まあまあよく使い古してること」と知らない人から言われた。ちょっと恥ずかしい。

しかし、これを洗濯するのが実に大変なのだ。一度、洗ったあとでわんわんのお腹の部分が破れてしまったので、「あら、わんわん、痛くなったわね。マミイが直してあげる」といったら泣き出した。よほどかわいそうに思ったらしく、それ以来は、「わんわんもお風呂に入ってきれいにしようね」と言ってもダメだし、「わんわんがまた痛くになったらかわいそうでしょ」と言ってかなり感情移入している。

夫がこっそりかごに入れたのを見つけたときにも泣いた。Eのいない時といっても、デイケアに行くときは必ずもっていくのでダメだし、寝てる間といってもいつもしっかり掴んで眠っているので取れないし本当に困る。

昨日、「あさっては洗濯するからね」と言うと、そのあとひとりでわんわんの頭をなでながら「洗濯しないから。エリちゃんが守ってあげるから。だいぶじょう(大丈夫)だから泣かないでいいよ」となぐさめてあげている。これほどのアタッチメント、傍から見ていると驚嘆に値する・・・。

Monday, August 23, 2010

「手がない」

エリックがふと聞いた。
「犬は手がないね」
(最近、この手の質問が多い。「とりちゃんは手がある?」とか「たてものは手がある?」とか・・・)
なので、私は「犬は手があるんじゃない」と言った。
「でも、doggyは手がないよ。ダディがそう言ったから」
「そりゃ、ダディが間違ってるってことよ。犬は手があると思うよ」
ただ、そのあとよーく考えてみると、きっと夫はDoggy has no hands, but he has something called paw.とか何とか言ったのかもしれない、と思った。

日本語では犬には手があるってことになるけれど、英語ではHandはなくてPawがある。日本語に訳してるEにしてみれば混乱するわね。

その歌、やめて!

昨日、スーパーで買い物をしているとき、エリックが突然、
「Bitchy bitchy spider went up the water spout…」
と歌い出した。それも大きな声で。恥ずかしい・・・。周りの人が笑っていた。

本来ならば「Itsy bitsy spider(小さな蜘蛛)」なのに、エリックはここをいつも「Bitchy bitchy」としている。Bitchyという単語はBitch(魔女)から来ている、あまりよい言葉ではない。何度言っても直らないどころか間違えを分かっていながらわざとする。公共の場でやるのはやめてね。

ちなみに、以下が歌詞。
Itsy, bitsy spider went up the water spout
Down came the rain
And washed the spider out
Out came the sun and dried up all the rain
And the itsy bitsy spider went up the spout again

Wednesday, August 18, 2010

英語の本と日本語の本

夫が私のためにムーミンの本を大学図書館で借りてきてくれた。それを読んでいると、エリックが横から「その本、読んで」と来たので、最近得意になった即興日本語訳をしながらお話を読んで聞かせていた。絵もほとんどない本なので、そのうち飽きるだろうと思っていたけれど、そのうちに、
「マミイ、英語で読んでもいいよ」
と私に言う。たどたどしい日本語訳が気になるのだろうか、と思って、
「どうしてそんなこと言うの?」
と言うと、
「マミイ、英語の本は英語で読んでいいよ。日本語の本は日本語で読むでしょう」
と答えた。
「マミイがのろのろ読んでるのが気になるの?」
と言うと、
「そうじゃないけど。英語の本を日本語で読むのはたいへんでしょう」
と言う。
3歳にもなるとこちらの気持ちを思いやってくれるのね・・・。

Friday, August 13, 2010

日本語で寝言

最近の寝言がおかしい。
あるときは、「いただきまーす!」と突然言って立ち上がって、ばたんと倒れて寝た。
またあるときは、「Wow! すごいね」だった。
昨日は「あぶない、りすちゃん!」だった。
どうも大半が日本語で夢を見ているようだね。

Tuesday, August 10, 2010

リンク

「アイデンティティと言語」に関心がおありの方、こちらも読んでくださいね。
http://torontostew.blogspot.com/2010/08/20100.html

Monday, August 9, 2010

ちんぷんかんぷんの問答

デザートのアップル・クランブルを食べていたところ、ふとEが質問を思いつく・・・。

E: りすちゃんとすずめちゃんは、あまいもの、たべる?
私: うーん、食べないと思うね。
E: じゃ、木はあまいもの、たべる?
私: 木は水と土のなかの栄養分を吸って生きれるんじゃない。
E:でんしゃはあまいもの、それとも水と栄養分、食べるの?
私: でんしゃは、うーん、ガソリンか何かをたべて動くんじゃないの?
E: たてものはガソリンをたべる?
私: たてものは何も食べないね。
E: なんで? 口がないから?
私:うーん・・・。よくわからなくなったわ・・・。

Friday, August 6, 2010

マミイは約束を守るの

Eが「がっこう」(デイケア)に行くのを嫌がっている様子はいろいろ描写済みだが、昨日のEはちょっと違った。朝起きて開口一番「エリちゃん、今日はがっこう、行くの?」と聞くので、「そうよ、今日はがっこうの日よ!」と言うと、「エリちゃん、がっこう行かない」と泣いたけれど、そのうちに忘れたかのように普通にしていた。ときどき思い出して「がっこう、行かない」を繰り返したけれど、なんとか夫とドアを出るころには「マミイ、バイバイ」といって涙なしで出ていった。そして、夫によると、昨日は夫が去るときにも泣かなかったという。

私が迎えに行くと、このときも泣かないで、「マミイ、来てくれたね。約束まもってくれたね」と言った。ははーん、これは、数日前から「がっこう、行かない」が出ると、「マミイは絶対に、何があっても、雨が降っても、雪が降っても、ちゃんとエリちゃんを迎えに来るからね。マミイは約束したら守るの」と目を見て言ってたのが効を奏したんだと直感した。

昨日、帰ってきてからも、「がっこう」の話をぼつぼつと話して、「コニーってかわいいね」とか「きょうはウェンがいた」とか「エリちゃん、タラの声がすきなの。タラはかわいいね」と言ったり、スタッフの名前を頻繁に出していた。

相変わらず、「きょうはがっこうで何をしたの?」には、「えーっと、ランチ食べて、ねんねして、それからスナック食べて、マミイが来た」と食べることしか報告しないのだけれどね・・・。

Thursday, August 5, 2010

質問の答え方

少しずつ英語を話すようになって、夫もWhy?の質問に答える役割が当たったのだけれど、最近のEの質問はちょっと困る。

「どうして雨がふるの?」
「どうして雪がふるの?」
「どうしてかみなりがなるの?」
「どうしてりすちゃんは木にのぼるの?」
「空のうしろには何があるの?」
「どうしてBabyは歩けないの?」
「どうしてまゆげがあるの?」
「どうして紙は切れるの?」
「どうして月はうごくの?」

もちろん、科学的なことは私には説明ができないことも多い。それに、それを3歳にわかる言葉で説明しようとするとこれは至難の業だ。しかし、一方でふと気になるのは、この年代の子達はほんとうに科学的な答えを求めているのだろうか、ということ。それで、雨の説明は科学的根拠にもとづいてしたけれど、雷については「雨が降るとうれしくて仕方ないカミナリのおじさんが音楽を奏でている」というのを架空の話でつくって話してみた。そうすると、この「カミナリのおじさん」は受けて、その後、何度も「カミナリのはなし、してくれる?」と言うようになった。

これ、いったい、どう受け取ったらいいのだろう。

Sunday, August 1, 2010

ELCも1ヵ月になるのに状況が悪くなっている?

先週から、朝ごはんのときの「今日は何するの?」に答えて、「今日は学校の日よ」と言うと、「エリちゃん、学校行かない!」と大声で泣き出すようになったE。それから連れて出るまで(嫌がってしがみつくようなことはないし、外に出ると案外と泣かないのだけれど)ずーっと泣き通し。最初のうちはうれしそうにはしていないものの、涙も見せずに通っていたのだけれど、どうしたことやら。現在、これといって特に心配ごとのない私の生活なのだが、この件にだけは頭を痛めている。

ここ数日なんて、寝る前(おひるね、夜の2回)には必ず「明日はがっこう、行く?」と聞いて、もちろん嘘はつけないから行く日には「そうよ、明日は行く日よ」と言うと、わーっと大きな声で泣き始める。「明日」は行かない日だと知れば、今度は「じゃ、明日の次は?」と明後日のことを聞く。それも大丈夫なら、またまた「じゃ、明日の次の、今度の次は?」としつこい。

おとといなどは、朝起きたかと思うと、そのまま私のところに来て(私はコンピュータの前で仕事をしていた)「今日は、エリちゃん、学校いかないね」と言うなり泣き出す。よっぽどがっこうが嫌いらしい。ELCでは夫がバイバイするときだけ泣いて、あとは平気だとスタッフは言うのだけれど、家ではほとんどObsessedって感じ。

私と一緒にクイーンズ・パークに散歩に行く日はよくしゃべり、よく走り、よく食べて、生き生きとして本当に楽しそうなのだけれど、ELCに迎えに行って見るエリックの様子はそれとはまったくの別人みたい。本当にELCに入れるのがよいことなのか、正直いってその疑問が頭のなかをいつも駆け巡っている。