Thursday, December 22, 2011

ハヌカー/Hanukkah

今年のハヌカー/Hanukkahは12月20日に始まった。その日、キンダーガーデンから帰ってくると、エリックがさっそく「Today, we celebrated Hanukkah」と切り出した。


クラスにはユダヤ系のお友達がいて、ひとりはこの日、ヒブリュー文字が書かれた駒をみんなにプレゼントしてくれたし、ロシュ・ハシャナー/Rosh Hashanahの時にはデイケアにイスラエルから来ていたお友達のおじいちゃんが招かれて「ユダヤ文化」について教えてくれた、というから、エリックも少しずつこうした異なる文化について学んでいる様子(トロントって、こうしたことがこうも自然にできるのだ)。


ハヌカーが「特別な日」だとか「ライトのお祭り」だとか「Jewish holiday(ユダヤ教の祝日)」だとか、部分的には分かっているようだが、何しろ「宗教」やら「民族」やら「文化」という抽象的コンセプトがつかめていないものだから、ときどき顔に「?」という大きなクエスチョン・マークが浮かんでいる。


ふと、私が「じゃあ、ヤスミンはJewishってことね。他に、Jewishの人って、エリック、知ってる?」と突っ込みをいれた。いるのだ、何人か、まわりに。


少し間があって、そのあと自信たっぷりげな様子でこう答えた。


「プーシキン。プーシキンはJewishでしょ!」


プーシキンはデダ(おじいちゃん)の飼ってるネコである。


なんで??


やっぱり分かってないのね~!



ハヌカーについての説明をWikipediaから取ってきました:

Hanukkah (Hebrew: חֲנֻכָּה‎, Tiberian: Ḥănukkāh, usually spelled חנוכה pronounced [χanuˈka] in Modern Hebrew, also romanized as Chanukah, Chanukkah, or Chanuka), also known as the Festival of Lights, is an eight-day Jewish holiday commemorating the rededication of the Holy Temple (the Second Temple) in Jerusalem at the time of the Maccabean Revolt of the 2nd century BCE. Hanukkah is observed for eight nights and days, starting on the 25th day of Kislev according to the Hebrew calendar, which may occur at any time from late November to late December in the Gregorian calendar.

Friday, December 16, 2011

本を読む子どもに育てる

高齢出産を経て、高齢育児をしている私としては、子どもとの遊びで、たとえば鬼ごっこや走り回ること、などは体力的にかなりキツく感じる。そんな私が子どもと過ごす時間のうちでいちばん楽しい時間は一緒に本を読む時間。厳密にいえば、本を読んであげること。最初は「マミーは日本語の本しか読まないわよ」と言っていたが、最近では図書館に行ってはおもしろそうな本を借りてきて、何でもかんでも読んでいる。子どもの本って、案外と難しい言葉が出てきたりして、私の英語の勉強にもなる。


エリックの好みは、ハッピーエンドでおわる話、登場人物が傷ついたり、悪い人でも死んだりしない話、いじわるをしない話など(「おおきな木」は木が切られるので泣く)。ノンフィクションでは「車関係」の本(これだけは勘弁して~)と「虫」の本(気持ち悪いんだけど・・・)。


カナダでは、寝る前に子どもに本を読んであげることは、親として当然の「役目」と考えられている。小さい頃から(生後すぐ)読み聞かせをすることが、子どもの将来に大きな利益をもたらしてくれるというのも、常識のようになっていて、子どもを持つ友だちに聞いても実に子どもによく本を読んであげている。


実際、研究によれば、本を読むことが好きな子どもーとくにフィクションが好きな子どもーすぐれた読み手であるのみならず、学校での成績もよく、将来的に責任ある市民になる可能性が高いという。


こうした情報も社会に浸透しているし、学校でも本を読むことは何よりも奨励されている。幼稚園でも、週に一度は図書館に行ったり、別の1日は上級生の「リーディング・バディ」が来て本を読んでくれたりする。


1998年から99年の調査結果によれば、「読書が好き」と言った子どもは、グレード3で76%、グレード6では65%だったが、2010から2011年になると、この数字は半減しているという。比較的本をよく読んでいるカナダの子どもたちも、活字離れの傾向に向かっているのだろうか。

Sunday, December 11, 2011

最近の様子(4歳6ヶ月)


昨日のジム(体操)のクラスはオープンハウス。はじめて体操クラスでのエリックを見たが、ぴょんぴょん跳ねて、バンバン走って、いちばん小さいのにすごい勢いだった。あんなにエネルギーが有り余っているんだなあ、と驚き、エリックのあとを追いつけなくなっている自分との年齢差を感じた・・・。


相変わらず英語が主要言語になっているのだが、1ヶ月ごとに見ると少しずつ変化があって、最近は少し日本語を意識的に使おうと思っている様子。私の言ったことでわからない日本語はすぐに「・・・って何?」と訊ねるし、自分でも簡単な日本語の構文を組み立ててみようとする。同時に日本への関心を少し示すようになっている。


・主要言語は引き続き英語

・私とエリックの会話は私(日本語)、エリック(英語+少しの日本語)私と話すときは英語90%、日本語10%くらい

・私の使う日本語で分からないことばに対しては「・・・って何?」と訊ねることが増えた

・英語の発音(R, L,)を夫に直されているが、最近少しよくなっている。なぜかブリティッシュ・アクセントやアメリカン・アクセントなども時折混じる

・言葉で遊んでいる(英語)

・好きな本は何度も読んでもらって、すぐに覚える。そしてそれを繰り返す(英語)

・コードミクシングが頻繁に見られる。英語で言ったことを日本語で言い直すケース、英語の文章のなかに日本語の単語を使うケースが多い(「おならComing」とか・・・)

・「それ、日本語で言ってみて」に対して、前は「わからない」だったが、最近は単語を並べるだけでもやってみようとする

・英語は過去形、単数・複数形、代名詞、所有名詞などをおよそ正しく使っている。引き続き、比較級の使い方(more bigger)、If構文の時制に間違いが見られる

・所有格mineがminesになって、何度も直されている

・アルファベットは書けるようになる。ときどきUがさかさまになってるけど・・・

・単語を書くと大きさがばらばら。字が大きい

・サインや看板、パッケージに書かれた文字などを読もうと試みる

・50くらいまでを時々間違いながらも言うことができる(英語)

・日本語だと、1から20まで、12が抜けることが多いが数える

・動物が殺されるおはなし(「3匹のこぶた」とか)を嫌う

・絵を描くのが好き。最近は大きな○に棒を3本使って人らしい形をつくるように。箱のようなもののなかに(キンダーガーデンだとかお店だとか、らしい)それを入れて「これはだれ」と教えてくれる。

・引き続き水泳レッスン、ジム(体操)を習っている。水泳では頭を水面下につけることができるようになる。でんぐり返り(サマーソルト?)が好き

・「日本」に対して関心を示す。日本らしいものを見ると「これ、日本(のもの)だね」とコメントする(ときどき間違っている)

・年配のアジア人女性を見ると「ばあばみたいだね」と言う

・若い日本人女性はみんな「さとみさん」になる(さとみさんと最近ときどき遊んでもらっている)

・「季節」「曜日」「週末」という概念が少しわかってきた

・Clock change(つい最近、夏時間から標準時間へ変更になった)の概念がよくわからくて、何度も何度もしつこく同じ質問をしている

・相変わらずよく食べる。食い意地が張っている。「半分ね」と言われると、半分にしたものの大きい方を自分が取る。

・好きなものは引き続き「ごはん」と「おすし(カリフォルニア・ロールとアボカド・ロール)!」カリーとトマトはやっぱりダメらしい

・デイケアとキンダーガーデンが大好き。お友達と遊ぶのがいちばん楽しいらしい

・スキップをするようになる

・音楽を聞くと踊る

・眠くなったり、疲れたりすると「眠いよ」とか「疲れてるよ」と言って横になる(以前は否定していた)

Monday, December 5, 2011

けんかするときの言葉

最近、デイケアやキンダーガーデンでの様子を見ていて気付いたことがある。
けんかするときの言葉が決まっている。


今日はこんな感じだった。
サシャがエリックとテンマイに向かってふざけてStupidという言葉を使った。

エリックはYou can't say that word because it is a bad word.と答える。テンマイもYesと同調。そうすると、今度はサシャがHe, he, he… I said stupid…と言って、エリックとテンマイをまたまた怒らせる。

エリックとテンマイは口々に、
I'm not your friend anymore. You cannot come to my birthday party!
と怒っている。

サシャもサシャで、
You are not invited to my birthday party either!
といきり立っている。


「お誕生日のパーティーに呼ばないから!」

というのが、エリックのお友達のなかでは脅し文句らしい。

エリックはいちど同じ文句を私にも言ったことがあって(「マミイはエリックのお誕生日パーティーに呼ばないから!」全部英語だったのが悲しいんだけど・・・)、その論理のデタラメさに思わず笑ったのだった。

それにしても、この程度ならケンカもかわいいものだわね・・・。