Monday, February 7, 2011

日本語のDVDを見せてみた

「日本語を話さなくなったのよ・・・」と困っている私が受け取ったアドバイスで「日本語を話す友達をつくってあげる」とともに多かったのが、「日本語のテレビか映画かを見せると」というもの。「TV Japanはいいですよ、子どもは好きですからね・・・」。

我が家にはテレビはない。夫がときどきYou Tubeでトトロを見せていたが、そういうときのエリックはのめりこむように見てはいたが、それが日本語を使うことに結びついたとは思えない。

でも、まあ、みんなのアドバイスにしたがってみることにしようと思っていたところ、近所に住む友人(日本人)が「にほんごであそぼ」というDVDを貸してくれた。

NHK番組らしいこの「にほんごであそぼ」は、NHKというと地味なイメージを抱いていた私をとっても驚かせた。古典や近代文学をこどもが喜ぶようなリズムで身近に遊べるようにReconstructionするやり方は確かに画期的。ひょっとして、Mother Gooseが英語圏の子どもたちに与える影響と同じ影響を日本語で与えてくれるのでは? とも思ったりした。

さっそくエリックに1回見せてみると、じいっと興味深そうに見ていた。I like itとかI like the big skirt ladyというコメントをしながら。それから数日後、そのなかに出てきたフレーズを突然、繰り返して私を驚かせた。

テレビを見せようとは思わないけれど、少しくらいならこうやって映像を見せるのも悪くないと思う。ただ、一方では映像を見せる「必要」は感じないし、なければないで何とかできるとも思う。ただ、言語における「音・リズム」の大切さというのを、このDVDを見て改めて考えさせられた。エリックがマザーグースやナーサリー・ライムズから英語のリズムを学んでいるように、日本語の歌やリズムのよい本に触れさせる必要を・・・。

No comments:

Post a Comment