Monday, January 9, 2012

絵本批評: Shrek! by William Steig




エリックの最近の大のお気に入りといえばこれ。映画にもなった「シュレック」だが、私は最初エリックと読んだとき、「変な本だわねえ・・・」とつぶやいた。とっても難しい単語や言葉遊びがたくさん出てきて私には難しいうえ、みにくい人かモンスターが主人公で、最後に同じようにみにくいプリンセスと結婚する、というストーリーも何だかとっても奇妙に感じられた。エリックの大好きなDr.De Sotoの著者William Steig(ウィリアム・スタイグ)だからと図書館で借りてきたのだけれど・・・。


しかし、夫が何度か読んであげているうちに(夫の読み方を聞くと、私とは違って英語のリズムで読んであげている。このあたり、私にはできないんだなあ・・・)、エリックはこの本が大好きになり、そのうちに文章を覚えて、ふとしたときにそれらを言うようになった。そうして暗誦しているときのエリックはとっても楽しそうなのだ・・・。


ストーリーは醜いシュレックが旅に出て、魔女と出会って彼女の予言を聞く。それが本当になって、最後には同じように醜いプリンセスと結婚する、というもの。でも、この本の醍醐味はストーリーではなくて、言葉の響きや詩のようなリズムある文章だろう。何度も何度も繰り返して読むうちに、子どもは英語のことばのリズムと遊びを感じ取るのだと思う。


それにしても、子どもと大人ではこれほどまでに捉え方が違うのだ、とこの本は改めて教えてくれる。大人がおもしろいと思った本も、子どもには?ということもあるし、反対も然りである。そうすると、疑問なのは、大人であるウィリアム・スタイグはどうしてこうした本が書けたのか、ということである。それも、こんなに自然に、言葉が流れ出すように書けるというのは驚きでしかない。ウィリアム・スタイグ、やっぱりタダモノではない・・・。

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