Wednesday, August 10, 2011

Writingに関して

今日は「書くこと」について書いてみよう。

目下、夫はいっしょうけんめい漢字の勉強をしている(その勉強の仕方というのが、私たちが日本でやるのとは違って非常に興味深いのだけれど、本題から外れるからこの話はやめておこう…)。エリックのお絵かき用イーゼルの黒板を使ってときどき練習しているのだが、エリックはそれを見ながら、同じように書いてみることがある。



そして、先日、はじめて「木」を書いた。
これがエリックにとって初めて書く漢字。

「なかなか上手!」
「すごいわねえ!」

夫と私にほめられて、いい気分になったのか、昨日、デイケアにエリックを迎えに行った夫は、エリックがお絵かきの時間に「木」という漢字を書いてみんなに見せてあげたことをコニー(ECE)から聞いたと教えてくれた。漢字なんてみんな見たことがないので、コニーをはじめ「ワオ!」といった感じで周りが喜ぶものだから、エリックも気分がいいらしい。

昨夜も夫からしっかり漢字を習っていた(といっても、一と二だけれどね)。

ちなみに、私は日本語の「あいうえお」の書き方をまだ教えていない。
一方で、アルファベットはどうかというと、夫が少しずつ教えているようだが、これが難航している様子。自分の名前は書けるのだが、ときにCの向きが違っていたり、それぞれの文字の大きさが違っていたり、スペーシングがうまくいっていなかったりしている。文字は、A, C, E, H, L, O, P, R, T, Uくらいが言えば書けるだけ。私にはなぜIが書けないのか、なぜOができてQができないのか不思議なのだが、まだまだ時間がかかりそうだ。

一方では、「これ日本語」といって、まるでアラビックのような文字を書いてみたり、明らかに意味のある文字というよりは、文字を形象としてみている様子。

まわりの子たちはJKになると文字が読めたり書けたりする。すごいなあ、と思いつつ、私も文字を教えるべきなのか、と思うだけで今のところ何もしていない。モントリオール(ケベック州)生まれの夫は、小学校に入る前からモントリオールでは当然のように本が読めたらしいが、オンタリオ州に引っ越してきて小学校入学時点で文字が読めたのは彼と、モントリオールから同じように引っ越してきた女の子だけだったという(ちなみに、ケベック州がフランス語のみを公用語とすると決めて-Official French Language Act-、義父が働いていたRoyal Bankはすべて拠点をトロントに移したらしい)。それから後、Elementary SchoolではこのふたりがいつもTop Studentsだったという。夫いわく、「明らかに読み書きに関してみんなより進んでいたことは、僕に自信を与えてくれたと思う」。

また、エリックと同じデイケアに通う女の子、マイラのお母さんは「早くから文字を教えておくべきよ。そうすると、子どものSelf Confidenceにとってもいいのよ」と言っていた。思うに、文字を読めたり書けたりするのは、時期がくれば問題なくできるはず。でも、文字を読めるか、読めないか、ではなくて、それが子どもの自信につながっていくことが問題なのであって(小学校入学時点で、自分だけが文字が読めないと知った子どもは自信を喪失する可能性がある、ということ)、だからこそ文字を教える母親がたくさんいるのかもしれない。

見るところ、エリックはまだ文字を書けるようになる時期には来ていない、と思う。というか、文字を書きたい、読みたい、という気持ちは強くはない。トイレ・トレーニングといっしょで、時期さえあえば簡単にできるのなら、それを待った方が楽、というのも私のなかにはあるんけれど、一体、いつごろ文字を教えるべきなんだろう??

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