Friday, February 11, 2011

Humanity in Children

数日前、エリックをデイケアに迎えに行ったとき、-17℃にもかかわらずみんなプレイグラウンドで遊んでいた(カナダなのね・・・)。

プレイグラウンドに行くと、子どもたちが私を見るなり駆け寄ってきて、Eric is crying; The boy hit himなどと口々に説明してくれる。向こうを見ると、エリックがクリスティーナに手を引っ張られて泣いている。クリスティーナによれば、誰かが持っていたおもちゃがエリックの額に偶然当たった、It was just an accidentということらしい。

額の傷を確認し、たいしたことはないらしいと安心して、エリックをハグしている私に、まわりの子どもたちがHe’s OK? It hurts him badly…と言ってくれる。エリックを囲むお友達が彼のことを心から心配している様子で、その心配そうな表情にハッとさせられた。クリスティーナはThey are very concerned and they won’t leave him aloneと言っていた。彼らのgenuinessというかempathyに私、心を打たれてしまった。

エリックを見ててもそうだけれど、子どもたちを見ていると、ときどき何というか、「人間性の善さ」みたいなものを垣間見ることがある。そのたびに、ジェノサイドや虐殺、殺人やホロコーストを興味深く学んだ私は、良い意味でも、悪い意味でも「人間ができること」に驚かされる。大学時代、哲学をしていた友人と「人間は善か悪か」、性善説などを論じていた私だが、今、はっきり言えるのは、人間は環境次第で善にも悪にも振舞える、ということ。エリックが泣いている日、回りの子どもたちを見ていて、そのことをふと思い出した。

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