TTC(トロント地下鉄)で耳慣れない外国語を聞いたとき、私の耳に最も強烈に印象を残すのは、その言語独特のリズム、イントネーションである。よく「フランス語は愛をささやく言語」「イタリア語は情熱的に語る言語」とか言われるけれど、そういわれる所以は、言語独特のリズムやイントネーションにある。流れるようなリズムなのか、短く劇的なリズムなのか、言語によってかなり特徴がある。この特徴を理解し、真似できることは、ある言語を学ぶ上で非常に大切になってくる。
そんなことを、最近のエリックを見ていると思い出した。
というのも、最近、Eといったら
「そうだとエリちゃんは思うんだけどねえ、ちょっと違うかなあ。でも、あっちの方が本当はいいんだよね、だって犬がいるじゃない・・・」
と全く意味の通らないことを大げさな日本語独特のイントネーションでしゃべっているときがあるのだ。
これは明らかに私の真似をしているのだと思うけれど、こうしたイントネーションを傍で聞いてみると、日本語独特のエッセンスというか、そんなものが込められているように思う。Eにとって、語彙や文法を理解するのは、まだまだ先のことになるけれど、私の日本語を聞きながら、こうして日本語に備わった特徴を自ら練習しているこの段階は、きっと言語学習の基礎になることだろう。
これは明らかに私の真似をしているのだと思うけれど、こうしたイントネーションを傍で聞いてみると、日本語独特のエッセンスというか、そんなものが込められているように思う。Eにとって、語彙や文法を理解するのは、まだまだ先のことになるけれど、私の日本語を聞きながら、こうして日本語に備わった特徴を自ら練習しているこの段階は、きっと言語学習の基礎になることだろう。
Best wishes from CHMagazine!
ReplyDeleteDaniel D. Peaceman, writer & editor