Friday, July 9, 2010

涙はどこに?

一体全体どうしたことだろう? 
ELC2日目の昨日、お昼ごろ様子を見に行くと、「He’s doing great! 泣いたのは1度だけ」との報告を受ける。それも、トイレにあるペーパータオル・ディスペンサーがEがくるっと反対を向いたときに頭に当たったときだったという(2回目…)。He’s doing great…でも、やっぱり私が見た限りでは、Eの顔にはちょっぴり不安そうな表情が見えて、私を見ると急いでこちらにやってきて手を伸ばし、その小さい手でしっかりと私の手を握りしめた。

お昼寝タイムは一緒にいてあげることにするが、眠そうにしている割には一向に眠らず、途中で私もあきらめて出てくる。4時に迎えに行ったときはダンボールにテープを貼ったりしていたが、やっぱりいつものEってわけではなく、何となく不安そうにしていた。泣いてはいないものの、やはり私の目にはどこか心細さがはっきりと見えてきて、「いずれ大泣きするんじゃないか」との不安がどうしてもぬぐえない。

一方のサニーは、5分泣くと、5分はちょっと静かになったりしているものの、やはり「アーウェイ(おじいちゃん)!」と頻繁に叫んでいた姿が本当に痛々しかった…。
 私はこの日、ほとんどをサニーのおじいちゃんと一緒にOISEのロビーで過ごしたのだけれど、私が出てくると、「サニーは?」と聞いて、心配している様子は明らかだった。朝、連れて行くと離れるのをいやがって全力でしがみつき、必死で離れまいするのだと、おじいちゃんは教えてくれた。「そんな姿を見ると、こっちまで涙が出てきて困るよ」と苦笑していたけれど、そう言いながら目には涙が溜まっているのだった。泣かなくなるまでには20日はかかるだろうとスタッフに言われたらしく、それまで毎日、このロビーで朝の10時から4時まで過ごすつもりだと言っていた。

「エリックが泣かないのは3歳だからかもしれないね。サニーはまだ2歳半だから、ちょっと早すぎたのかも…」と心配もしていたが、早すぎたのでは?との疑問は、私もふと心に感じること。
 おじいちゃんも私も、こうやってガーディアンとしての気持ちを共有しながら、とりとめのない話をしながら、ときどき時計を見ては、お迎えの時間である4時が来るのをひたすら待っていたのであった…。

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