Wednesday, August 3, 2011

シャイなふたりがいっしょに遊ぶ

デイケアは先週から2週間お休み。ということで、私にとっては長~い2週間の真っ最中。
デイケアで会っていたお友達と会えないエリックは、「サニーはどうしてるかな」とか「サニーに電話をしよう」とか言っていた。

昨日、偶然、散歩にでかけるとサニーとばったり遭遇。サニーのマミーは「サニーはエリックに会えないからさみしがっていたのよ。電話しよう、とか言ってたけれど、電話番号がなかったからできなかったの」と言う。それなのに、当のふたりはお互いにもじもじと恥ずかしがってHiすら言わないのだ。ふたりともShyなのだ。

仕方ないので、私が「スプリンクラーでどうやって遊ぶか、教えてあげようね」とふたりの手を取ってスプリンクラーの近くに連れてくると、とたんにふたりはキャッキャと騒ぎ出し、お水がはねるのを見たり、手をかざしてみたりと喜んでいる。あとは、私の存在など忘れ、ふたりで何が楽しいのか、嬉々として手を叩いたり、名前を呼んだりして遊んでいた。

そのあと、いっしょにおうちに帰る途中で気付いたのだけれど、サニー(中国語と英語のバイリンガル)は何かを持ち上げたりするとき、「よいしょ」と言っているではないか! これはきっとエリックの「よいしょ」がうつったのだと思うと本当におかしい…。

もうひとつ。帰り道、エリックは路上にいた小さな虫を見付けて、いつものように指でつまみあげて手のひらに載せたままじいっと見ていた。横で見ていたサニーも「ぼくにもちょうだい」と言って興味を示すと、サニーの母親はすぐに、
No, No, Sunny, It is dirty. Don’t touch it!
と大きな声で言っていた。それから、私はサニーの母親が後から「今後、絶対に虫を触ってはいけませんよ」と強く諭していたのを聞いた。

エリックは帰り道、私にそっと「Is むし dirty?」と不思議そうに聞いてきた。
私は、「マミーは虫が汚いとは思ってないけれど、虫を汚いって思う人もいるんでしょう。何が汚いかは、それぞれ人によって定義する仕方が違っているものだからね。マミーは虫を触っちゃだめ、とは言わないから、エリックが虫を触ってもマミーはOKよ」と言った。
この日のディナーのとき、エリックは夫にこのときのエピソードを話していたのだが、そのときの夫の答えはこうだった。
「ダディも虫が汚いとは思わない。でも、サニーのマミーはもしかしたら、あの虫がサニーを噛んだりするかもしれないから、ああ言ったのかもしれないね。虫のなかには、触ったら毒を持っていて危険な虫もいたり、サニーのマミーが生まれ育ったところでは、そんな危険な虫がたくさんいるのかもしれないから、そういう意味で触ってはだめ、と注意したのかもしれないね」
さすが、人類学者らしい答えだなあと思って、そうコメントしたら、夫は私にこう言った。「君の答えはなかなか哲学者らしい答えだと思うよ」。

私は小さいころ、虫を見ると「キャー」と言うように訓練されてきたような気がするので、エリックにはその反応は自分で決めてほしいと思っている。今のところ、エリックは虫をこわがったりはしない。よろこんで手のひらに載せて観察する。また、無意味に虫を殺したりもしないし、たとえば、ありが歩いていると自転車をとめてありが道を横切るのを待っていたりする。このあたりの反応も今後どう変わっていくのか興味津々。

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