とかく子どもは電話が好きなものだが、エリックも以前から夫のセルフォンを見つけては、
-Hello, Mommy, hello Mommy…
と言っていた。
しかし、最近、電話のボタンを「ピッ、ピッ、ピッ」と言いながら押すまねをしてこう言っているのを発見。
-おもち おもち!
なんで「おもち」なのかと思いきや、日本語の「もしもし」が「もちもち」になって、おもち好きのエリックが勝手に「おもち おもち」に改良したものらしい。
「それは、もしもし、と言うのよ」と言っても、未だ「さしすせそ」が言いにくいエリックが言うと、「もちもち」になっている。なんだかなあ…。
My Bilingual Child-- バイリンガルはどう作られるのか。カナダのトロントで英語話者の夫、日本語話者の私とともに育つエリックを観察しながら、バイリンガル育児の実情、さらには日本の英語教育についても考えてみよう・・・。
Friday, January 29, 2010
Wednesday, January 27, 2010
Trial and Error
いろんな言葉を異なる文脈上に置いて試している様子がうかがえる今日このごろ。
たとえば「べちゃべちゃしてる」という語。
「大きい音 べちゃべちゃしてる」
「この人 なんか べちゃべちゃしてる」
「オートミール べちゃべちゃしてる」(正解!)
いろんなケースで使ってみているので、こちらは何だか新鮮でおもしろいと思ってしまうのだが、こんなときには「音はべちゃべちゃしているんじゃないの」と教えるべきなんだろう。言語習得の過程ではこの時期はtrial and errorにあたるのであろうし(言葉の正しい使い方を探すために、さまざまな文脈にあてはめて試してみる)、そのときに正しい語の使い方を教えてあげるべきなんだろうから。でも、本当のところ、こうした言葉のなかで詩が生まれてくるような気さえして、私は「へーえ、そう言うんだ、なるほどね」と逆に納得したりしているから、いかんね、これは…。
たとえば「べちゃべちゃしてる」という語。
「大きい音 べちゃべちゃしてる」
「この人 なんか べちゃべちゃしてる」
「オートミール べちゃべちゃしてる」(正解!)
いろんなケースで使ってみているので、こちらは何だか新鮮でおもしろいと思ってしまうのだが、こんなときには「音はべちゃべちゃしているんじゃないの」と教えるべきなんだろう。言語習得の過程ではこの時期はtrial and errorにあたるのであろうし(言葉の正しい使い方を探すために、さまざまな文脈にあてはめて試してみる)、そのときに正しい語の使い方を教えてあげるべきなんだろうから。でも、本当のところ、こうした言葉のなかで詩が生まれてくるような気さえして、私は「へーえ、そう言うんだ、なるほどね」と逆に納得したりしているから、いかんね、これは…。
Monday, January 25, 2010
感情表現
先の「こわい」の他に、ここ最近、自分の感情を表現する言葉が少し出てきている。といっても今のところは「すき」「きらい」「happy」「annoyed」くらいなんだけど…。
時々、エリックは私のところにやってきて、「me マミー hugして(る)」と言いながら、ぎゅっとハグしてくれる。そして、「meマミーのことすき」と言うのだ。そんなときのエリックはとってもsweetで私を泣かせる(心理的にね)。
ところで、このhugというのは日本語では「抱いてる/抱く」となるのだろうが、日本語では英語のhugがもっているカジュアルさがなくなって、もっぱら恋愛関係を示唆するような気がする。北米文化に10年浸った私としては、日本での親子関係からある時期からhugが抜け落ちることが残念に思えてならないし、日本に帰国して、カナダに帰るという際、私は母をhugしたい衝動にかられることもある。しかし、文化的抑制がそこで起こるのは、私が日本で育ってきたからだろう。夫はいつも義母を訪ねるときは髪の毛をなでてあげたり、手をさすったり、もちろん挨拶のときにはhugしたりして、そんな姿を見ていると、自分の感情表現をこうして相手に伝えることは自然なことだし、むしろ大切なコミュニケーションの手段と思えてくる。日本ではその自然さはタブーとされているけれど、うちの家庭ではエリックが大きくなってもhugを残しておきたいと思っている。そうすることで、自分の感情を上手に表現できる人になるのではないかしらね…。
時々、エリックは私のところにやってきて、「me マミー hugして(る)」と言いながら、ぎゅっとハグしてくれる。そして、「meマミーのことすき」と言うのだ。そんなときのエリックはとってもsweetで私を泣かせる(心理的にね)。
ところで、このhugというのは日本語では「抱いてる/抱く」となるのだろうが、日本語では英語のhugがもっているカジュアルさがなくなって、もっぱら恋愛関係を示唆するような気がする。北米文化に10年浸った私としては、日本での親子関係からある時期からhugが抜け落ちることが残念に思えてならないし、日本に帰国して、カナダに帰るという際、私は母をhugしたい衝動にかられることもある。しかし、文化的抑制がそこで起こるのは、私が日本で育ってきたからだろう。夫はいつも義母を訪ねるときは髪の毛をなでてあげたり、手をさすったり、もちろん挨拶のときにはhugしたりして、そんな姿を見ていると、自分の感情表現をこうして相手に伝えることは自然なことだし、むしろ大切なコミュニケーションの手段と思えてくる。日本ではその自然さはタブーとされているけれど、うちの家庭ではエリックが大きくなってもhugを残しておきたいと思っている。そうすることで、自分の感情を上手に表現できる人になるのではないかしらね…。
Sunday, January 24, 2010
こわい
昨日、グラニー(義母)のナーシングホームに行ったときのこと。そのナーシングホームにはうさぎやら猫やらいろいろな動物がいて、エリックはグラニーよりもそんな動物に会いにいくのが楽しみなのだ。猫が大好きなエリックは、とくに猫を見ると必ずキスして「みや、みや」と喜んでいる。
最近、新しい猫が来たというので、いっしょに見に行った。カウチの上で、こちらに背を向けて丸まっている猫に向かってエリックは嬉々として近寄って行くのだが、猫がおもむろに顔を上げると、固まったように動かなくなった。
「えりちゃん、大丈夫? どうしたの?」
と聞くと、
「マミー、このねこ…、ちょっとこわい」
と言う。
見ると、ロングヘアーなのだけど、顔は野良猫のようにタフで、おまけに命賭けの決闘をしたかのように鼻のあたりに古傷まである。確かにちょっとこわい…。
「ちょっと強面だけど、だいじょうぶ。なでなでしてあげようね」
と言っても絶対に来なかった。動物を見て「こわい」と言ったのはこれが初めて。噛んだりもしない老猫なんだけどね…。ごめんね、アシュレー…。
最近、新しい猫が来たというので、いっしょに見に行った。カウチの上で、こちらに背を向けて丸まっている猫に向かってエリックは嬉々として近寄って行くのだが、猫がおもむろに顔を上げると、固まったように動かなくなった。
「えりちゃん、大丈夫? どうしたの?」
と聞くと、
「マミー、このねこ…、ちょっとこわい」
と言う。
見ると、ロングヘアーなのだけど、顔は野良猫のようにタフで、おまけに命賭けの決闘をしたかのように鼻のあたりに古傷まである。確かにちょっとこわい…。
「ちょっと強面だけど、だいじょうぶ。なでなでしてあげようね」
と言っても絶対に来なかった。動物を見て「こわい」と言ったのはこれが初めて。噛んだりもしない老猫なんだけどね…。ごめんね、アシュレー…。
言い間違い

「えりちゃん、大丈夫?」
と聞くと、必ず
「だいぶとん」
という言葉が返ってきていたのは数ヶ月前の話。最近は、
「だいぶじょう」
と言う。私がいくら「それ、だいじょうぶ、のことでしょう?」と言っても笑いながらやっぱり「だいぶじょう」。
ここ数週間の間、今度は新しい言い間違いが出てきている。
缶のふたを取りたいのに、取れないとき、私のところにやってきて、
「マミー、これ、Openできよう」
と言う。つまり「あけて(ちょうだい)」と言いたいらしい。
同じ状況でも、以前は「マミー、これやってみよう」と、兆戦的(?)ことばを使っていたのに、最近はおしなべて「できよう」で表現している。「あけてちょうだい、のことね」とその都度、言っているが、この言い間違い、いつまで続くだろう…。
と聞くと、必ず
「だいぶとん」
という言葉が返ってきていたのは数ヶ月前の話。最近は、
「だいぶじょう」
と言う。私がいくら「それ、だいじょうぶ、のことでしょう?」と言っても笑いながらやっぱり「だいぶじょう」。
ここ数週間の間、今度は新しい言い間違いが出てきている。
缶のふたを取りたいのに、取れないとき、私のところにやってきて、
「マミー、これ、Openできよう」
と言う。つまり「あけて(ちょうだい)」と言いたいらしい。
同じ状況でも、以前は「マミー、これやってみよう」と、兆戦的(?)ことばを使っていたのに、最近はおしなべて「できよう」で表現している。「あけてちょうだい、のことね」とその都度、言っているが、この言い間違い、いつまで続くだろう…。
Monday, January 18, 2010
最近のことば(2歳7ヶ月)
I like peach!
あ マミー なんか ここ ひげある
オッケー
いいよ、いいよ(そのままにしておいて、自分でやらせて、の意味)
マミー me Drop-in Centre 行こう
me ダディー 待って(る)
えりたんのおうち いちばん たかい ところ ある
マミー me クリーム ほしい とってちょうだい
えりたん テレビ ない(うちにはテレビはないのです)
マミー バッハ 聴いて(る)
Me little bit みかん 食べ(る)
まんま 食べ(て) そのあと さんぽ 行こう
外 暗くなった もうすぐ moon 出てくる
何か ここ ピカピカして ピーター flashing light
マミー me 小さい図書館 行こう
Me carrying Daddyの lunch bag
マミー ダディー がっこーで べんきょー して(る)
あ、 マミー かっこいい(ソックスをはくとこう言う…)
かんぱい!(教えたつもりはないけど…)
Mommy e-mail done
Me ginkoかきまぜて(る)
あ マミー なんか ここ ひげある
オッケー
いいよ、いいよ(そのままにしておいて、自分でやらせて、の意味)
マミー me Drop-in Centre 行こう
me ダディー 待って(る)
えりたんのおうち いちばん たかい ところ ある
マミー me クリーム ほしい とってちょうだい
えりたん テレビ ない(うちにはテレビはないのです)
マミー バッハ 聴いて(る)
Me little bit みかん 食べ(る)
まんま 食べ(て) そのあと さんぽ 行こう
外 暗くなった もうすぐ moon 出てくる
何か ここ ピカピカして ピーター flashing light
マミー me 小さい図書館 行こう
Me carrying Daddyの lunch bag
マミー ダディー がっこーで べんきょー して(る)
あ、 マミー かっこいい(ソックスをはくとこう言う…)
かんぱい!(教えたつもりはないけど…)
Mommy e-mail done
Me ginkoかきまぜて(る)
Thursday, January 14, 2010
ピーチ!
夫を呼ぶエリックは笑わせてくれる。
「ピータ、起きて!」
「こっち食べよう、ピータ」
「Peter, Come on!」
1ヶ月前まではほとんど「ダディ」だったのが、最近は「ピータ」「ピーパー」、おまけになぜか分からないが「ピーチ!」
昨日などは「little Peach!」(!)
夫は私が笑うから調子に乗ってそんな呼び方をしているのだと言う。それに、「ピータ」は明らかに「日本人アクセント」だと言う。つまり、この彼としてはいただけない傾向は、私によって助長されていると考えて、苦笑いしながらこうした呼称に甘んじている。
私の両親が聞いたら卒倒することだろう…。
「ピータ、起きて!」
「こっち食べよう、ピータ」
「Peter, Come on!」
1ヶ月前まではほとんど「ダディ」だったのが、最近は「ピータ」「ピーパー」、おまけになぜか分からないが「ピーチ!」
昨日などは「little Peach!」(!)
夫は私が笑うから調子に乗ってそんな呼び方をしているのだと言う。それに、「ピータ」は明らかに「日本人アクセント」だと言う。つまり、この彼としてはいただけない傾向は、私によって助長されていると考えて、苦笑いしながらこうした呼称に甘んじている。
私の両親が聞いたら卒倒することだろう…。
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