先の「こわい」の他に、ここ最近、自分の感情を表現する言葉が少し出てきている。といっても今のところは「すき」「きらい」「happy」「annoyed」くらいなんだけど…。
時々、エリックは私のところにやってきて、「me マミー hugして(る)」と言いながら、ぎゅっとハグしてくれる。そして、「meマミーのことすき」と言うのだ。そんなときのエリックはとってもsweetで私を泣かせる(心理的にね)。
ところで、このhugというのは日本語では「抱いてる/抱く」となるのだろうが、日本語では英語のhugがもっているカジュアルさがなくなって、もっぱら恋愛関係を示唆するような気がする。北米文化に10年浸った私としては、日本での親子関係からある時期からhugが抜け落ちることが残念に思えてならないし、日本に帰国して、カナダに帰るという際、私は母をhugしたい衝動にかられることもある。しかし、文化的抑制がそこで起こるのは、私が日本で育ってきたからだろう。夫はいつも義母を訪ねるときは髪の毛をなでてあげたり、手をさすったり、もちろん挨拶のときにはhugしたりして、そんな姿を見ていると、自分の感情表現をこうして相手に伝えることは自然なことだし、むしろ大切なコミュニケーションの手段と思えてくる。日本ではその自然さはタブーとされているけれど、うちの家庭ではエリックが大きくなってもhugを残しておきたいと思っている。そうすることで、自分の感情を上手に表現できる人になるのではないかしらね…。
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