まずは大きな変化から。エリックは8月後半から京都インターナショナル・スクール/Kyoto International School=KISに行くことになり、もう10日間ほど行っている。あんなに「行きたくない!」を連発していた保育所と違い、もうすっかり学校が好きになり、毎日、喜んで行っている。お友達ともいっしょに楽しく遊んでいるみたいで、その姿を見た夫は「今までの保育園でのエリックとはまったく違う」と言っていた。
相変わらずエリックの送り迎えはすべて夫の仕事なので、私は実際の様子を知らないが、彼が言うには、KISはエリックにはとてもあっているらしい。それに、何より安心して子どもを預けられる、と夫がとても喜んでいる。
少人数制で先生の目が届いているし、disciplineはきちんとなされているし、お友達とのコミュニケーションの仕方も学べる。ひとことで言うなら、年齢相応の学びの機会がたくさんある(先日は火山の噴火をベーキングソーダとお酢で作ったらしい)。トロントで行っていたキンダーガーデンにとても近い。
それに比べ、前に行っていた保育所は赤ちゃんが行くナーサリーのようだった。私も夫も、子どもたちを遊ばせているだけ、という印象を受けた。もちろん、一人ひとりの先生たちは子どもに愛情をもって接していたし、あの懐の深さはすばらしいと思っていた。でも、夫と私はいろんな面で不満だった。たとえば、子どもたちがけんかしているとき、別のことで気をそらそうとしているのを見たが、この年代の子どもたちにとっては、どうやって別の方法で問題解決ができるのかを教えてあげる方がずっといいと思われた。まあ、こうやって保育所と私たちの子どもに対する考えがこんなに違うので、とにかく私たちも不安でもあるし、イライラもしたし、何しろエリックがかわいそうでならなかった。
もうひとつ私が気になっていたのは、子どもたちの言葉遣いの悪さ。日本の子どもって、小さなときから言葉遣いが悪いなあ、というのが日本に来た私の印象だったが、保育所で聞いている子どもたちの言葉遣いには驚いた。このままエリックもこんなひどい言葉遣いを身に付けていくのかと思うと実に悲しかった。
さて、KISは夫が選んだ学校で、私はオープン・スクールに行ったくらいであまりしっかりと情報を仕入れているとはいえない。でも、校長先生と話をしたり、夫から聞きかじった話を総合的に判断しても、KISで間違いない、と思う。
ひとつ私が気になるのは、エリックの日本語。学校では英語を使っているので、今のエリックにはかなり快適だが、日本滞在中にエリックには日本語を学んでほしい、という私たちの願いがかなうのか、ちょっぴり気になる。小学校からは日に1時間、日本語の勉強があるそうだけれど、今はそれもなく、自然な流れで私が日本語を教える役目を担うことになる。ただ、フルタイムで働いている私にはあまり時間もエネルギーもなく、このあたりが気になっている。
KISの教育方針やカリキュラム、バカロレアについても私も興味があるので、ぜひ今後、いろいろ学んでアップしていきたいと思う。
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