Saturday, September 8, 2012

鴨川でオオサンショウウオを発見!

トロントのことがなつかしい、恋しい、と思うときも多々あるが、京都も京都でいいところがたくさんある。その「いいとこ」のひとつは、京都は都市にもかかわらず自然に囲まれていること。


8月の中ごろ、京都では大雨が降って宇治川が氾濫したりして大変なことになっていたが、大雨が降った翌日、エリックといっしょに鴨川に散歩にいくと、なんと天然記念物のオオサンショウウオが! 二条と丸太町の中間くらいにある通称「亀石」と呼ばれる飛び石の下に、まるでひっかかったようになっていた。前を歩いていた若い人たちのグループが見つけて教えてくれたのだが、教えてもらわなかったらきっと見過ごしていたことだろう。50センチほどはあったと思う。かなり大きな図体、石みたいな、でも少しピンクかかった色、手と足が爬虫類っぽくって何とも愛嬌のある形だった。エリックは怖がりもせず、頭を何度かなでてあげていたが、オオサンショウウオは動かなかった。

 ジョギングをしている若い人が向こうから来たので、聞いてみると、大して驚いた様子もなく、ああ、大雨の翌日はときどき上流から流れてくるんですよ、と教えてくれた。



そのあと、エリックはいつものように鴨川に入って水遊び。私は傍でエリックを監視しつつ、本を読んでいたのだが、しばらくして誰かがオオサンショウウオを見つけたらしく、大声で叫んでいた。そして、子どもか何かがオオサンショウウオを動かしたようで、最終的に下流に流れていったようだった。そっとしておいてあげればいいものを・・・。

しかし、鴨川で私たちはいろんな動物を見ている。

ビーバーのようなかなりかわいらしい動物も何度か出町柳あたりで目撃しているし、夫とエリックはかなり大きな蛇も見ている。鴨川べりでお弁当なんか広げていた人の間近をとんびが音もなくやってきたのも見た。鴨もいるし、白鷺もいるし、水のなかにはめだかもいる。家から歩いて数分でこんな自然と出会えるというのは、何ともすばらしいことだと思う。エリックにとって、鴨川はどんなプレイグラウンドよりもワクワクする遊び場になっている。

2 comments:

  1. オオサンショウウオなんてすごい!もしかしてビーバーみたいなものとはカワウソじゃないですか???

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  2. あのビーバーみたいなのは、私もカワウソ?って思ってたんだけど、いろいろ聞いてまわると、どうも「ヌートリア」という動物らしい。かなりよく目撃されているようで、聞いたらほとんどの人が知ってました。「ペットで飼われていたのが逃げたか、捨てられたか・・・」ということらしい。かわいいのでつかまえて持って帰りたい!

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