1947年に出版されたMargaret Wise Brown/マーガレット・ワイズ・ブラウンのクラシック。図書館で借りてきて、離せなくなってしまったので本屋さんで買ってきたほどのお気に入り。眠る前にこの本を読むのが習慣になっていて、Eもこの本を持ってくると反射的にあくびをしたりする。
絵本を読むようになって分かったことだが、本当にすばらしい絵本というのは何度読んでもあきないもの(子どもはもちろん、大人も!)で、Goodnight Moonは明らかにそのクライテリアを満たしている。もう1年にもなるが、私も毎晩楽しく読んでいる。
ストーリーというより、バニーが部屋のなかのものにひとつずつ「おやすみ」と言っていくだけなのだが、「And two little kittens And a pair of mittens」とか「And a little toyhouse And a young mouse」など、韻が踏んであるので読みやすいし、子どもにとっても詩を覚えやすい。
さらに、この絵本の面白さは、Clement Hurdの赤と緑を多用した独特な絵にもある。エリックはカラーページのなかの「Little mouse」を探すのが好きで、今では私より早く探して喜んでいる。さらには、ページが進むにしたがって時計の針がどんどん動いている事実にも気付かれるだろう(エリックにはまだちょっと早いのでおあずけ)。他にもページごとに本棚の本が違っていたり、月が移動していたり・・・、そんな細部を見ていくと、実に実に毎晩読んでも飽きない本なのである。
日本語訳も出ていると聞く。どんなふうに英語の韻を日本語に置き換えているのだろうか。非常に気になるところである。
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