どこから書いていいんだろう、と思うほど更新が滞っている。
つい先日、私の友人と会った際、彼女がエリックに「”かに”って英語で何と言うの?」と聞いた。同じように「せみ」も聞いたのだけれど、エリックは答えられなかった。トロントにいたときは日常的に使っていた単語だけれど、最近はこうした単語を日本語で使うようになっているので(英語の文章のなかでも←コードミクシング)、きっと忘れているに違いない。
最近、こういうことが増えている。
つまり、日常的に使わない英語の単語を忘れているように思う。
やっぱり子どもは覚えるのも早いけれど、忘れるのも早い。
日本語の方はというと、語彙が飛躍的に増えている。サランラップを指して、「この色は?」と聞くと、「とうめい」という言葉を言ったり、お皿を見て「とうき」と言ったりする。私はこういう言葉を教えた記憶がないのできっと保育園で覚えてきたに違いない。
日本に来て半年。エリックは英語を忘れているのだろうか。
英語のレベルは下がってきたのだろうか。
語彙レベルで見ると確かに「英語を忘れている」という感じがするが、私の感じでは、たぶん英語環境に置くとすぐに戻ってくるような気もする。たとえば、先日は私たちの会話はずーっと日本語でなされていたわけで、そこで突然、日本語の単語を英語に「訳してみて」と言われた、というのが実際だと思う。想像だが、もし英語でずっと話をしていて、「かに」という英語の単語が私には思い出せない、という状況だったら、エリックはすぐにCrabという単語を出してきたのではないか。たぶん、エリックのレベルのバイリンガルでは、すぐさま日本語と英語の境界線を越える、ということが無理なんではないか。
だから、環境によって頭が自然に英語頭や日本語頭に切り替わる、という感じなのだと思う。このあたりが、私のような「母国語で第二外国語(英語)を勉強した人=ESLスピーカー」とは違うんじゃないか。私の場合は、無理矢理、英語から日本語にしたり、日本語から英語にしたりすることができるが、エリックの言語習得は「文脈」あるいは「環境」のなかで行われてきているので、そこが決定的に違う、という気がする。
そうそう、エリックは8月末から英語環境のプレスクールに行くことになった。なので、きっと英語はすぐに戻ってくると思う。日本語がどうなるのか、ちょっと心配ではあるけれど・・・。日本にいながら英語環境に置くことにはちょっと戸惑いもあるが、ま、これはまた機をあらためて詳しく書くことにしよう。
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