Monday, January 16, 2012

「ハーフ」と「ダブル」および「ミックス」

今日、ふと夕食のときにエリックが言った言葉は、

「エリックはハーフでしょ」。

以下、続く会話。

私: は?
エリ: 半分は日本人で、半分はカナダ人でしょ
私: まあね。そんなとこかな。
エリ: そんで・・・、エリちゃん、アイリッシュもあるね。
夫: ま、それはエリックがもっと大きくなって教えてあげるよ・・・。
私: それ、どこで聞いてきた言葉?
エリ: うーん、わかんない・・・。

エリックが「ハーフ」という言葉を自分に対して使ったのは、これが初めてだと思う。
私か夫が言っていたのを聞いたのか、外で誰かが言うのを聞いてきたのか、わからない。
でも、このとき、私はこの「ハーフ」という言葉にいささかの悲しみを感じて自分でも驚いた。

エリックが「半分」って、一体、どういうことなんだろう。

私も夫はほとんど「ハーフ」という言葉をエリックに対しても、他の子に対しても使わない。
なるべく外見で規定することを教えたくない、という思いがある。

「ハーフ」という言葉にかわって、もっとポジティブな意味を持たせようと「ダブル」と呼ぶ人もいる。
これもこれで私は感覚的に馴染めない。ティム・ホートンを思い出す(ごめん、ローカルで)。
それに何よりわざとらしい。

今は「ミックス」というのが普通だろう。
数量的なニュアンスはないし。
ちなみに、たとえばアイリッシュとフランス系の場合は「ミックス」ではないんだよね。
だから、これって、あくまで「人種」に関する「ミックス」なのだよね。
今では「人種」という概念は学術的には破綻しているのだけれど・・・。

どれもこれも何だかなあ・・・。

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