今日、幼稚園に迎えに行ったとき、向こうから年上の女の子がやってきて「Hi Eric, how are you?」と言った。エリックは「Fine, thanks」と言って答えていたので、すかさず私は女の子に向かって、Oh, you know Eric?と聞くと、彼女、Yes, he’s my reading buddy! と答えた。
Reading buddyという言葉は、エリックがチラッと教えてくれていた。エリックの説明ではあまりはっきりと分からないのだけれど、どうも1週間に1度、G2(グレード2、2年生)の子どもたちがキンダーガーデンに来て、一緒に本を読むのだとか。エリックのReading buddyは「女の子が2人と男の子ひとり」だと教えてくれた。
このバディ制度、とってもいいアイデアだと思う。グレード2の子どもたちは、下の子に本を読んであげることで、読む練習になるし、何より自分がリーダーであり、ロール・モデルになっているという感覚に押されて、がんばって読むだろうから。一方では、エリックのような幼稚園児は、年上の子がやってきて、本を読んでくれるのだから、自分も早く読めるようになりたいと思うことだろう。
そういえば、このバディ制度というのは私の通っていたカレッジでもあった。2年目の学生が1年目の学生とバディになって助け合ったり、ESL学生と英語ネイティブ学生がバディになったり、カナダ社会でも、移民10年以上が新移民とバディになったりしている。恐らく、カナダの学校や社会ではお互いが学びあうことのできる、このバディ制度は一般的なのだろう。とってもよい制度だと思う。
エリックは読んであげる人がいないので、もっぱらぬいぐるみをいくつも並べて、自分はベッドの端に腰掛けて本を読んであげるふりをしている。読んでいる、というのは違っていて、絵を見ながらお話を作ってしゃべっているだけなんだけどね・・・。
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