先週の金曜日(9月30日)、JKにエリックを迎えに行くと開口一番、エリックがこう言った。
「マミイ、今日、りんごとハニー食べたよ」
りんごとハニー?
りんごとハニーという組み合わせに、何か意味がありそうではないか。と思って、ふと気づいた。その日は9月下旬。ユダヤ教の新年、「贖罪の日」とされるヨム・キッパーの前のロシャ・ハシャナーについて教えてもらったのかもしれない。ユダヤ教は奥が深くてよく分からない(ミステリアスな)ことが多いのだけれど、以前、大学で勉強していたとき、2人の教授がこの時期のクラスをどちらもキャンセルしたのだが、その理由がこのユダヤ教にとって最も重要とされる期間なのだというのは後になって教えてもらった。
それで、エリックに「どうしてりんごとハニーなの? 何か先生に教えてもらったの? お友達?」と興味津々で聞くと、いつものように「うーん、わかんない」の答えが返ってきてガッカリ。
しかし、先日は「テリー・フォックス」についてJKで教えてもらったみたいで、そのお話をちらっとだけしてくれた。テリー・フォックスはカナダ人なら知らない人はいないほど有名だが、彼のエピソードが幼稚園で教えられている事実、さらにはユダヤ教の一面を教えられている事実に直面して、エリックは私の手を離れて、トロント市教育委員会のカリキュラムに沿って「カナダ人」として教育されているのだと改めて感じた。これって、すごく新しいことではないか! 私はトロント市教育委員会が示している方向性については基本的に問題はない。でも、実際にどういう方法でこうしたマンデートが実行されているのか、など、詳細はよく知らないから、私もそれを通してカナダという国について学べるはずで、今後が非常に楽しみである。
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