My Bilingual Child-- バイリンガルはどう作られるのか。カナダのトロントで英語話者の夫、日本語話者の私とともに育つエリックを観察しながら、バイリンガル育児の実情、さらには日本の英語教育についても考えてみよう・・・。
Tuesday, July 5, 2011
カナダ・デー
7月1日はカナダ・デー。1867年7月1日に10州と3テリトリーがイギリスから独立を果たしたことから、毎年その日にお祝いをする。といっても、アメリカ人とは違ってカナダではPatrioticなお祝いという感じはまったくない。
たとえば、オンタリオ州議会のあるクイーンズ・パークでは、毎年オンタリオ州知事が主催するお祝いが開かれるが、メインはエスニック・グループによるパフォーマンス。今年はネイティブ(先住民)のパフォーマンスに続き、チェコやインドネシア、日本の踊りなどもあった。多文化主義の象徴といった感じで、いかにもカナダらしいが、愛国者にとってはかなり失望だろう。
このクイーンズ・パークでのお祝いだが、カナダ人である夫はまったく興味を示さない。毎年、「ほら、今日はCanada dayだわよ!」と張り切っているのは私の方で、彼には何の感慨もないらしい。夫によれば、カナダ人の大半はCanada Dayをコテッジや家のバックヤードでバーベキューをしてワインやビールを飲んで過ごすのだそうだ。夏の休日というだけで特別な感慨もなく、お祝いに行くのはほんの一握りらしい。確かに、クイーンズ・パークに来た人を見るとそんな感じもないでもない。
クイーンズ・パークでは、エリックはフェイス・ペインティングをしてもらった。
私が「(カナダ国旗の)メープル・リーフを描いてもらったら?」としつこく提案したにもかかわらず、No, I want to be a cat!とがんばって結局ネコになった。
カナダ人の、かなりルースなカナダへの帰属意識。でも、そこがカナダらしくていいと私は思い、ますますカナダが好きになっていくのであった。
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