最近、チョムスキーの「ルール探し」をしている様子が見られる。
公園でりすにピーナッツをあげようとしているときに、りすが来ないと、
「りす きない」
と言ったので、私が
「そうね、りす こないね」
と言うと、
「こない」
と直していた。これは非常な進歩だと私には感じられた。これ以外にも「入るない」(入らない)、「聞かない」(聞こえない)など、Errorが見られる。ずいぶん前のポスティングで、第一言語習得の過程について触れたが、電報スピーチから文章へ発展していく過程で起こるこの「いい間違い」、チョムスキー曰く、それらはErrorであって、Mistakeではない。Errorのなかから正しい言い方を学んでいくなかで、そのうち言語体系の理解ができあがってくるらしい。エリックの最近の様子を見ていると、実にそれが垣間見られるようで興味深い。
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