ウクライナ系カナディアンの友人がプレゼントしてくれたウクライナの物語がベースの絵本。ニッキという男の子の落とした手袋になかに動物たちがあったまろうと入っていくのだけれど、最後に熊の「アーッチューン!」でみんなが飛んで、空に舞い上がった手袋を男の子が拾うという筋・・・。
最初に読んだとき、「手袋のなかにくまが入る、そんなのってありますか!」と思って夫に言うと、「そこは子どもの本だから、子どもはそんなことを訝ったりはしないもの」と言われた。何度も何度も読んでいるうちに、ストーリーの繰り返しにきっと子どもも安心感を感じるのだろうと思ったり、絵のなかに左右設えられた小さめパネルのストーリーにも目が行くようになって、「なかなか精巧にできているのね」と感心するようになった。
エリックもこの本が好きで、熊のくしゃみというクライマックスではみんなが飛んでるように手をひらひらさせたりして喜んでいる。絵のなかのウクライナ的な模様や服装なども興味深い。ちなみに、この本(英語)は私の即興日本語訳で読み聞かせている。繰り返し性があるストーリーなので、毎回、訳のズレも少なく、結構自分の日本語訳も気にいっている(って、それは余談ですな…)。
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