My Bilingual Child-- バイリンガルはどう作られるのか。カナダのトロントで英語話者の夫、日本語話者の私とともに育つエリックを観察しながら、バイリンガル育児の実情、さらには日本の英語教育についても考えてみよう・・・。
Thursday, October 22, 2009
本の読み聞かせ:英語で読むか日本語で読むか・・・
英語の絵本を読むときも、がんばって日本語訳をしながら読んでいた時期があった。日本語の本が圧倒的に少ないことから、何とか日本語で読み聞かせる機会を多くしようという理由からだったが、あることがきっかけで英語の本は英語で読むようになった。
あるとき、Eの持ってきた英語の絵本を英語で読んでみることにした。その本は1週間ほど前に買ったばかりの本で、すでにEのお気に入りとなり、私は(日本語で)20回くらい、夫は恐らく5回ほど(英語で)読んでいたと思う。ときどき単語を抜かしながら読んでみると、驚いたことにかなりよく単語を覚えていた。そのことがきっかけで、私が毎回、少しずつ違った日本語で読むよりは、毎回同一の英語で読む方がいいのでは?と思い始めた。ま、覚えればいいってことではないとはいえ、繰り返しのなかで覚えていく姿を見ていると、私のなかに疑問が過ぎるようになったのである。
なので、今は英語の本は英語で読むようにしている。ただし、意識的にページが終わると、そのたびに日本語で「ねこはどこにいる?」と絵に関する質問をしたり、「どうしておふろに入っているの?」と内容に関する質問をしたり、「これ、おいしそうだね」とコメントしたり、日本語を使う努力は、もちろん怠っていない。
海外での育児のため、日本語の本が少ないことは不便ではあるけれど、まだまだ「文字を読む」というところまで行ってないし、当面のあいだはこうやってあるものでしのいでゆこう。
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